ウッドデッキ材はどう選ぶ?特徴と注意点
ウッドデッキ材の種類
ウッドデッキに使用される木材の種類は様々です。
まず大きな種類分けとして、天然か人工素材かのものに分かれます。
天然は「ハードウッド」と「ソフトウッド」に分類され、人工は「樹脂木」や「人工木」に分類されます。
①ウリン
天然素材のハードウッド。アイアンウッドとも呼ばれる強い木のひとつで、狂いや伸縮はほとんどなく、耐水性抜群の最強の木材です。
水がかかる場所でも20~50年はもつとされ、シロアリなどの虫害にも強く、薬剤処理の必要もナシ。
ウリンには「ポリフェノール」が含まれており、抗菌作用・防腐・害虫を防ぐ作用があります。
②サイプレス
天然のハードウッドに分類されます。
ヒノキに似ており、シロアリに強い木です。
アロマオイルにも使用される良い香りが特徴的です。
しかし、ヒビ・割れが入りやすいのが難点。ナチュラリストにおすすめしたい木材のひとつです。
③イペ
天然のハードウッド。
美しい木目が特徴的で、割れ・ささくれなどがなく高耐久があり、高級木材のひとつです。
船の甲板にも使用されます。
他の木材より高価ですが、その分美しく人気があり、安定した信頼性があります。
目的別の特徴
・ソフトウッド
柔らかい素材の木材です。安価で手軽に買うことができ、節があり雰囲気もあるため人気があります。
しかし、定期的に手入れをしないとソフトウッドは1~2年で腐ってしまうことがあります。
木自体が強くないため、虫食いや水の浸透で腐りやすいのです。
メンテナンスが必ず必要となることを覚えておきましょう。
・ハードウッド
密度が高い堅木のこと。高価格のものが多く、重いので高級感があります。
耐久年数が長いため、ウッドデッキ設置業者の多くがハードデッキをおすすめします。
メンテナンス方法や注意点
ソフトウッドはメンテナンスが大切です。
しかし、どれだけ手間暇かけてメンテナンスをしても、ソフトウッドは数年しかもたず、再塗装代・防腐塗料代・解体費用・廃棄費用などかなりの金額に達する場合もあるため、注意が必要です。
メンテナンスは、年1回程度防虫防腐塗装、ステイン系の塗装を行うと良いでしょう。
ソフトウッドはメンテナンスとお金がかかり大変な面が多いですが、肌触りが柔らかく、海外と違い室内では素足で過ごすことの多い日本人には、ソフトウッドは合っているとも言えます。
ハードウッドは、ノーメンテナンスでもOK。
つまり、初期費用だけで済んでしまう場合もあるのです。
これが、ハードデッキをおすすめする一番の理由でしょう。
ソフトウッドやハードウッド、そのなかでも木材にはいくつもの種類があります。
素材を自分で選ぶこともDIYの楽しみの一つなので作りたいものに合った木材を選べるようになりましょう。