ウッドデッキとタイルデッキはどちらがいい?6つ違いの比較とおすすめ商品
ウッドデッキとタイルデッキ、どちらを選ぶべきか迷っていませんか?庭やベランダなどのエクステリアとして素敵なデッキを作りたいものの、それぞれの特徴や利点がわからず、決めかねている方も多いでしょう。
この記事ではウッドデッキとタイルデッキの違いを詳しく解説します。そのうえで、ウッドデッキがおすすめなケースと、タイルデッキがおすすめなケースを、それぞれみていきましょう。また、自分の家に適したデッキの選び方や、おすすめ商品もご紹介します。
ウッドデッキとタイルデッキの比較
まずはウッドデッキとタイルデッキを、素材、耐久性、メンテナンスの必要性など、様々な観点から比較してみましょう。それぞれの長所や短所を知ることで、自分の生活スタイルに合ったデッキを選ぶことができます。
ウッドデッキとタイルデッキでは、使用する素材が異なります。
ウッドデッキは、名前の通り木材を使用しています。具体的には、天然木(ソフトウッドやハードウッド)や人工木(アルミに木目プリント、木粉混合樹脂、樹脂加工)が主な材料です。一方、タイルデッキでは主に陶磁器のタイルが使用されています。
素材の違いは、機能性にも大きく影響します。
気候や気温の影響の違い
ウッドデッキとタイルデッキは、気候や気温、湿度などの環境状況によって、それぞれ異なる影響を受けます。
ウッドデッキは、タイルデッキと比較すると、雨や雪の日でも滑りにくく、陽射しが強い日でも熱くなりにくい点がメリットです。一方で、湿気や水分に弱く、放置すると表面がささくれたり、木材が反ってしまう場合があるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。また、シロアリなどの害虫被害を受ける可能性もあります。
一方のタイルデッキは、ウッドデッキと比べて、雨や雪の日に滑りやすくなる点に注意が必要です。濡れたタイルで滑って転倒すると、怪我をしたり、タイルを破損したりするおそれがあります。小さな子どもや高齢者がいる家庭ではとくに注意しましょう。また、夏場の日差しが強い日には高温になりやすく、裸足で歩くと火傷のリスクがあるほか、明るい色のタイルを使用している場合は照り返しにより室内の温度まで上がる場合があります。
しかし、湿気による腐食や変形を心配する必要がなく、シロアリの被害にあうリスクも低い点は、ウッドデッキにはないメリットといえます。
耐久性の違い
ウッドデッキとタイルデッキは、耐久性が大きく異なります。
ウッドデッキは基本的に10年前後で交換が必要です。耐久性は素材や設置場所に大きく左右されます。一方、タイルデッキは半永久的に使用することが可能です。
また、実際の耐久性は、後述するメンテナンスによっても変動します。
メンテナンスの必要性の違い
ウッドデッキとタイルデッキでは、メンテナンスの必要性に違いがあります。
ウッドデッキは定期的なメンテナンスが必要です。材質によってメンテナンス頻度は異なりますが、定期的な掃除と、防虫・防腐塗装が必要になります。
一方、タイルデッキは陶器製などの腐らない素材を使用しているため、基本的に腐食の心配はありません。目地の剥離やタイルのヒビがないかの定期的な目視確認と、必要に応じたメンテナンスが求められます。
また、タイルデッキは日常的な掃除が比較的容易です。水洗いで簡単に汚れを落とすことができ、高圧洗浄機を使用すればさらに効率的に清掃できます。
費用の違い
費用面では、タイルデッキのほうがウッドデッキよりも高くなる傾向があります。この違いが発生する要因は、設置にかかる作業日数や人員的なコストです。
ウッドデッキの施工では基礎をコンクリートで固めてからデッキ材を設置します。タイルデッキと比較するとシンプルな工程で済むため、作業日数が短く、必要な人員も最小限です。
タイルデッキは、コンクリートで基礎を固めてから排水用の設備を追加しなくてはなりません。そのため十分な施工日数と作業人員が必要です。また撤去時もコンクリートを取り除く作業が必須であることから、その分の撤去費用もかかります。
このように設置・撤去工程がそれぞれ違うため、作業日数や人員的なコストも異なります。
デザイン性の違い
ウッドデッキはナチュラルで汎用性の高いデザイン、タイルデッキは洗練されたクールなデザインが特徴です。
ウッドデッキは、素材の質感を活かしたナチュラルなデザインとなっており、洋風・和風を問わず、住宅デザインやインテリアと調和します。
一方、タイルデッキは洗練されたクールな印象であり、豊富な選択肢のなかから好みのデザインを選べる、選択肢の豊富さも魅力です。門から玄関までのポーチにも同様のものを使用すると、統一感のある空間を実現することができるでしょう。
ウッドデッキとタイルデッキはどちらがおすすめ?
結局、ウッドデッキとタイルデッキのどちらを選べばいいのでしょうか。ここでは、それぞれのデッキがおすすめなケースを詳しくご紹介します。自身の生活スタイルや好みに合わせて、最適な選択ができるよう参考にしてください。
ウッドデッキがおすすめなケース
ウッドデッキは、日常的に頻繁に出入りする場合や、裸足で使用する場合に適しています。木材の熱伝導率が低いため、夏でも冬でも心地よく使用できるからです。
また、素朴で温かみのある空間を作りたい方には、カントリー調や和風の住まいと調和するウッドデッキがぴったりです。手入れに懸念がある方は、擬木素材を選ぶ方法もあります。擬木素材は水切れが良く、劣化がしにくいためメンテナンスの負担は軽減されるでしょう
タイルデッキがおすすめなケース
タイルデッキは、掃除に手間をかけたくない場合や、家事での使用頻度が多い場合、広い面積のデッキが欲しい場合におすすめです。タイルデッキは、水洗いで簡単に汚れを落とすことができ、ウッドデッキよりも掃除が簡単です。高圧洗浄機を使えばさらに掃除が手軽になるでしょう。
また、高級感を求める場合もタイルデッキがおすすめです。タイルデッキの独特のツヤと輝きは、豪華な仕上がりを演出できます。
効率的に清掃できます。
ウッドデッキとタイルデッキはどちらがおすすめ?
ここからは、実際に市場で人気の高い商品をご紹介します。これらの商品は、品質や機能性、デザイン性などで高い評価を得ているものばかりです。自分の好みやニーズに合った商品を見つける参考にしてください。
ウッドデッキ
ウッドデッキのおすすめ商品を3つご紹介します。
・YKKAP リウッドデッキ200
・LIXIL(リクシル) 樹ら楽ステージ
・キロスタイル レジーナデッキ
YKKAPの「リウッドデッキ200」は、高品質な人工木材を使用した商品です。天然木の風合いを持ちながら、高い耐久性とコストパフォーマンスの良さを兼ね備えています。シンプルなデザインで、住宅にも調和しやすいのが特徴です。
LIXIL(リクシル)の「樹ら楽ステージ」は、温度上昇に強い商品です。太陽光の熱を吸収しやすい色のデッキには、太陽光を反射する顔料を用いて色を付けています。真夏の照り返すような太陽でも、デッキ表面が熱くなりすぎることはありません。
また、高級感を求める場合もタイルデッキがおすすめです。タイルデッキの独特のツヤと輝きは、豪華な仕上がりを演出できます。
効率的に清掃できます。
キロオリジナルブランドの「レジーナデッキ」は、大手アルミメーカーと共同開発をしたオリジナル商品です。比較的リーズナブルな価格ですが、その耐久性能は大手メーカーにも引けを取りません。リーズナブルなウッドデッキを探している方にはおすすめです。
タイルデッキ
キロでは、LIXIL(リクシル)製のタイルデッキをおすすめしています。
アルミフレームを基礎としてタイルの床材を接着剤で張り付けていくため、従来のコンクリートを流し込む工法に比べて早く取り付けることができます。強度も十分で、1800N/㎡の荷重に耐えます。(1平方メートルあたり180kgの耐荷重)
タイルデッキの注意点である滑りやすさも、本商品はLIXILにおける「すべり評価尺度」で「かなり安全」レベルとなっており、ご高齢者やお子様でも安心です。
まとめ
ウッドデッキとタイルデッキには、それぞれ異なる特徴があります。
ウッドデッキは温かみのある雰囲気と快適な使用感が魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要です。一方、タイルデッキは耐久性が高く、お手入れが比較的簡単ですが、初期費用が高くなる傾向があります。自分の生活スタイルや好み、予算、そして家の全体的なデザインを考慮して選びましょう。
例えば、家族でアウトドア活動を楽しむことが多い場合ならウッドデッキ、高級感のある外観を求める場合はタイルデッキが適しているかもしれません。
キロオリジナルブランドの「レジーナデッキ」は、デザイン性と機能性のバランスが取れており、多くの家庭のニーズに応えられる製品です。
また最適なデッキを選ぶには、専門家のアドバイスを受けるのもおすすめです。キロスタイルでは、個々の要望に合わせた詳細な見積もりを提供しています。デッキ選びにお悩みの方は、ぜひ以下のリンクからお問い合わせください。