子どもが楽しく遊べるウッドデッキ作り4つのポイント!怪我対策も忘れずに
室内にいても目が届き、家の中よりも開放感を味わえるウッドデッキは、子どもの遊び場に最適なスペースです。
ただ、ウッドデッキの種類や作り方、デザインによっては、子どもが安全に遊び回れない場合もあります。
そこで今回は、子どもが楽しく遊べるウッドデッキの4つのポイントとウッドデッキでの怪我対策として行いたい3つのことについてご紹介します。
子どもが楽しく遊べるウッドデッキ4つのポイント
子どもが心おきなく遊べるウッドデッキにするためのポイントを4つご紹介します。
1. シェードや屋根で日差しや雨よけのあるスペースにする
大人よりも体の小さい子どもは、気候の変化に弱いです。
夏場の直射日光は子どもにとって大きな害になるため、シェードを設置できるようにしたり、屋根をつけたりして日差しを避けられるようにしましょう。
ちなみに、日当たりを重視する場合は取り外し可能なシェードやパラソルを、雨よけまで考える場合は、屋根の利用をおすすめします。
2. 室内にあると邪魔な大型おもちゃを置ける広さにする
ウッドデッキを活用したい場合は、室内に置いておくと邪魔になる大きなおもちゃをウッドデッキに出しましょう。
たとえば滑り台やブランコなどは喜ぶ子どもが多いでしょう。
子どものおもちゃを置いてもなお走り回れる程度の広さがあると、子どもは自分からウッドデッキで遊びたがるようになるでしょう。
3. 夏場はビニールプールを設置できるよう耐水性に強い素材にする
ウッドデッキのあるご家庭におすすめなのが、ビニールプールの利用です。
子どもが幼い間は夏場に長時間の外出ができないため、自宅で水遊びをしつつ涼めるようにビニールプールを置きましょう。
ビニールプールの設置を考えると、水はけがよく耐水性に強いウッドデッキを採用する必要があります。
4. ウッドデッキや家の境界線に目隠し・脱出防止用のフェンスをつける
ウッドデッキの周りや家の境界線に、目隠しや脱出防止に役立つフェンスをつけるとより安心です。
通気性や開放感を大切にするなら、隙間のある木製のフェンスを設置しましょう。
外からの視線が気にならないのであれば、子どもが飛び出さない程度に背の低いフェンスをつけると、外の景色の邪魔にもなりません。
子どもが遊ぶウッドデッキで注意することは子どもの怪我対策
安全面に問題がある場所では、子どもを安心して遊ばせることができません。
子ども目線でウッドデッキを作る場合は、使い勝手だけでなく安全性にも配慮しましょう。
ウッドデッキでの怪我対策として行いたい3つのことをご紹介します。
1. つまずき防止のためリビングとウッドデッキの間に段差を作らない
リビングとウッドデッキの境目に段差があると、転倒のリスクが高まり危険です。
大人から見ればほんの少しの段差でも、子どもにとっては大きな段差に感じることもありますし、子どもが勢いよく外に飛び出してつまずくと大怪我をする危険性もあるので、注意が必要です。
リビングからウッドデッキへつながる掃き出し窓の冊子の高さを調整して、ウッドデッキへ出るときにつまずかないように対策しておきましょう。
またフラットな住宅は、将来的に車椅子で生活するようになったときなどにも便利なので、ウッドデッキ以外もフラットデザインを採用するのがおすすめです。
2. ささくれが生じやすい天然木製より人工木製のウッドデッキを選ぶ
天然木製のウッドデッキや、耐久性の低いウッドデッキを使用していると、劣化や摩耗によってささくれができたり、トゲができたりすることがあります。
子どもはよく転倒したり物を口に入れたりします。
その際、ささくれやトゲに触ると怪我をしてしまうので、ウッドデッキを作るときは肌触りが良くても天然木製のウッドデッキの利用はおすすめできません。
耐久性や安全性の面でいえば、プラスチック樹脂などを使っている人工製品のウッドデッキか、通常の木材より耐久性の高いリウッド(再生木)などの高品質な素材を使っている製品をおすすめします。
3. ぶつかって割れたら危険なプランターや植木鉢は設置しない
ウッドデッキだけでは殺風景だからと、プランターや鉢植えを置いて草花を育てる人もいますが、子育て中、特に幼い子どもがいる間はウッドデッキに鉢植えなどを置くことは控えましょう。
陶器製のプランターや植木鉢は、落としたり子どもが転んでぶつかったりした際に怪我の原因になるためです。
また、プランターや植木鉢があると、水やりをするためウッドデッキが頻繁に濡れます。湿り気は木材の腐食させる原因なので、草花を育てるならウッドデッキの外にガーデニングスペースを作りましょう。
子どもが安全なウッドデッキを保つためにもこまめにメンテナンスを
子どもの安全を維持するためには、ウッドデッキのメンテナンスが必要です。
ただ、耐久性の高い人工木製のウッドデッキを使っていれば、大掛かりなお手入れは必要ありません。
ウッドデッキに砂埃があれば、ほうきなどを使って外へ掃き出し、季節の変わり目に濡れ雑巾やモップで水拭きするだけでも、きれいな状態を維持できます。
また、こまめにウッドデッキにささくれやトゲがないかチェックすると、事故を予防できるためおすすめです。
安全性と遊びやすさに配慮したウッドデッキで子どもの成長を見守りましょう
ウッドデッキをただ単に設置しただけでは、子どもが楽しく遊べません。
子ども目線での遊びやすさを追求するとともに、安全性に配慮した製品を選び、こまめにメンテナンスをして楽しく遊べるウッドデッキを実現しましょう。