ウッドデッキの基礎を学ぼう!
基礎の構造
ウッドデッキ全体を支える基礎となるデッキ作りは、非常に重要で難しい工程です。基礎がしっかりしていなければ、何かあれば脆くも崩れてしまうことでしょう。基礎を理解することができれば、DIYに少しでも役立つはずです。ウッドデッキの基礎は、基礎石・束柱・根太・根がらみ・大引きなどで構成されています。初心者の場合には、①基礎石②束柱③根太組み④床板の工程で作ることのできる、DIY向けの基礎作りがおすすめですよ。
基礎の違い(土とコンクリート)
・地面が土の場合
基礎石の下に、砂利などを敷いてから施工していきます。
基礎石は
- 水平になるように設置すること
- 上面の高さはできるたけ合わせること
- 前後左右まっすぐ並べること。
以上3点が基礎のポイントとなります。水平でないと、束柱は垂直に立ちません。水平器などを使い、確実に水平になっているかのチェックを怠らないようにしましょう。基礎石が水平・垂直・正確でないと、ウッドデッキは正確な長方形にはなりません。
・地面がコンクリートの場合
コンクリートの上に基礎石を置くだけ。基礎石がなければ、アジャスターなどの金具を使用することも可能です。雨水からウッドデッキ材の腐食を防ぐためには、コンクリート面に束柱が触れないようにすというのが有効です。コンクリート面と束柱の間にゴムパッキンを挟んでも大丈夫です。
工事のポイント
ポイントは、出来上がりのウッドデッキのイメージを図面に起こし、寸法を決めること。図面があれば、すべての材料の数量なども算出しやすくなります。
- 地面を掘り突き固める
基礎石を設置するため、20cmほど掘り下げて突き固めます。穴に玉砂利を50cmほどの深さで敷き、タンパーで突き固めます。石が互いに食い込み、丈夫な地盤が完成です。
- 基礎石設置
地盤の上に、練ったモルタルを敷きます。基礎石を置いて押さえつつ、水平と高さを合わせます。調整が終わったら、水をかけてモルタルを固めます。その後、掘り出した土を戻します。土だけでも良いですが、モルタルで固めるとさらに強固に安定します。
- 基礎石に束柱・根太の取り付け
基礎石設置が完了したら、最後にウッドデッキの土台となる束柱・根太の設置を行います。束柱は基礎石から根太上までの高さを基準に切り出して、基礎石の上に垂直に置きます。ビスでしっかり束石と束柱を固定します。水平器で必ず束柱が垂直であることを確認しましょう。
基礎石は、ウッドデッキを支える以外にも多くの役割を担っており、ウッドデッキ制作のなかでも最重要部分となります。基礎石について理解し、正確で確実な基礎づくりを行うようにしましょう。
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ウッドデッキをご検討の際はぜひ一度当店へお問い合わせください。