テラス屋根物干しってどんなもの?悩みがちな物干し選びを徹底解説!
外出の際に「雨が降りそう」「雨が降るかも」と微妙な天気だと洗濯物を取り込まなくてはいけませんが、テラス屋根があればある程度は安心して干しておくことができます。
でも、物干しって色々な種類がありそうで、でもどんなものか見たことないと使い勝手やデメリットなども正直わかりませんよね。
そこで、物干しセットについてご案内いたします。
物干しの種類
物干しの種類
① 直置きタイプ
② 壁面取付タイプ
③ 天井取付タイプ
④ テラス屋根取付タイプ
これらの特徴を一つずつ見ていきましょう。
直置きタイプ
直置きタイプは特に取り付け工事を必要としないものでホームセンターさんなどの量販店でも一般的に売られています。
どなたでも簡単に組み立てて地面に直接置くだけなので、屋外だけでなく部屋干しにも使えます。
このタイプは組み立ては簡単なのですが、屋外だと風で倒れてしまったり、比較的低いところに洗濯物があるので雨の吹込みをもろに受けてしまうという難点があります。
壁面取付タイプ
壁面取付タイプはよく目にするのではないでしょうか。
建物の外壁やバルコニーの内側に取り付けられています。
このタイプは建物またはバルコニーの壁の中にある下地(柱)にボルトを使って固定しますので誰でも取り付けられるわけではありません。
洗濯物が無い時は収納しておくことができるのが特徴で、普段もあまり邪魔にならないのがメリットです。
ただ、毎日使っていると洗濯物が無い時間というのは夕方以降ですし、あまり収納することはないように思われます。
敢えてデメリットを書くのなら、竿掛け部分に多くの穴が開いていますが、根元部分に竿をかけても洗濯物が壁に引っかかってしまうので使い道があまりありません。
竿をかけるのは真中から先の部分に限られてしまうのではないでしょうか。
天井取付タイプ
天井取付タイプもプロの業者ではないと取り付けが難しいですね。
比較的高い所に付いているので雨の吹込みは少なく済むと思いますが、このタイプのデメリットは物干しが邪魔になって肝心のテラス屋根が付けられないこと。
とはいっても天井があるから取り付けられる訳であって、多少の雨は防ぐことはできるし、風も良く当たって乾きは早いと思います。
どうしてもテラス屋根を設置したい場合は物干しセットは解体して外すしかありません。
テラス屋根取付タイプ
テラス屋根取付タイプはその名の通り、テラス屋根の下に取り付けます。
一般的には吊り下げ式と言われるものです。
メーカーさんによっても「物干しセット」「竿掛けセット」など呼び方は様々です。
数年前までは固定式のものしかありませんでしたが、最近では取り外し式など色々な仕様が増えてきました。
このあたりに関しては後ほど詳しくご紹介します。
テラス屋根取付タイプはホームセンターさんなどの量販店さんでは販売しておりません。
テラス屋根の機種によって専用の物干しセットが用意されていますので、ほとんどの方がテラス屋根の設置と同時に取り付けられます。
テラス屋根本体とは別にご自分で取り付けられるという方もいらっしゃいますが、穴あけのドリルやビスを打つインパクトドライバーなどの道具が必要なのと、
ターンナットという特殊な部材を使用するのでDIYに相当慣れていらっしゃる方でないと難しいかもしれません。
高さの設定も可能ですし、壁からも離れた場所に取り付けられるので使用感は抜群です。
テラス屋根を取り付けるなら物干しセットは必須ですね。
テラス屋根用タイプいろいろ
テラス屋根用タイプいろいろ
固定式
スタンダードな固定式物干しです。テラス屋根の高さに合わせて「ロング・標準・ショート」の3種類が選べます。
カラーはテラス屋根本体に合わせることができます。
耐荷重は機種によって違いますが、左右両側で40~50kgくらいまでありますので、そこそこの量の洗濯物が干せます。
上の図のようにウッドデッキの上やバルコニーに屋根がある場合、地面と屋根の距離が比較的近くなるので、その場合はショートを選べばお値打ちになります。
現地でカットしてちょうどいい高さに調整できますが、一度カットしてしまうとそれ以上長くできませんのでご注意ください。
機種によっては固定式にワイドタイプもあります。6本の竿が掛けられますが、全部に掛けても洗濯物が重なってしまいますし、重量制限があるので実際にはそこまで必要ありません。
ただし、通常のタイプより広く使えるので風通しがよく乾きは早くなると思われます。
上下可動式
ボタン一つで3段階にスライドして高さを調整することができます。(ショートは2段階)
使う人、洗濯物の種類などで高さを変えられるのが最大の魅力です。
着脱機能が付いたものなら物干しセット自体をワンプッシュで簡単に取り外すことができるので洗濯物が無い時にテラス屋根の下が広々と利用できます。
耐荷重は両側で約15kgです。
前後移動式
これはLIXIL(リクシル)さんのテラス屋根のオプションです。
晴れていてこのまま雨も降りそうに無い時、思いっきり洗濯物を干したい時は前(外側)に、雨が降っていたりこれから降りそうだけど外出したい時には内側に、物干し全体を移動させることができます。
テラス柱取付式
テラス屋根の柱の内側に取り付けます。壁面取付タイプと形状はほぼ同じです。
テラス屋根の間口や出幅が小さくて固定式が取り付けられないような場合は非常に役立ちます。
使わないときは収納しておくことができるので便利です。
吊り下げ式の物干しと併用することもできますのでたくさんのものを干したいという方もご利用になられます。
布団は干せるのか?
布団は干せるのか?
よくある質問の中に「布団は干せますか?」というものがあります。
せっかくの物干しなので布団だって干したいですよね。
耐荷重は40~50kgなので数値上は干すことは可能かと思いますが、テラス屋根用の吊り下げ物干しは屋根の垂木(たるき)という細い部材に小さなボルトで取り付けます。
布団のような面積の大きなものを干すと風の抵抗が大きいのでかなり揺れます。
垂木自体はアルミでそんなに厚みのあるものでないので揺れているうちにビスが緩んでしまったりして物干しセットが落ちてしまう可能性が出てきます。
そうなるとテラス屋根を解体して垂木自体を交換しないといけないので大変なことになります。
そこでおすすめなのが「三協アルミ 布団干しバー取付部品セット」です。
最後に
最後に
物干しセットを利用したいと思われる方は、できればテラス屋根とセットでご注文されると取付費も安くなるのでお得です。
後から物干しセットだけを取り付けに伺うとどうしても出張費が掛かってしまいますのでご注意ください。
また「ご自分で取り付けられる場合にも失敗したから取り付けてほしい!」というご要望にはお応えできない可能性がありますので予めご了承ください。
これからテラス屋根を検討しようという方は当店の「ぴったりテラス屋根診断」をご利用ください。
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