ウッドデッキには目隠しが必要なの?
「ウッドデッキ」って本当にいいですよね。天気のいい日には子供と一緒に日向ぼっこ。夏にはみんなでバーベキュー。
見晴らしが良ければ、ウッドデッキに座りながら、打ち上げ花火なんて見ることができるかもしれませんね。
ウッドデッキはリビングの延長になり広大なリビングスペースが目の前に突如広がります。
しかしこんないいことばかりではありません。施工前や後にこんなお問い合わせも受けるのも確かです。
「ウッドデッキを作りたい。せっかく作ったデッキだけど、道路の通行人の目が気になってのびのびなんてできない!何か目隠しになるようになるものはないですか?」
「ウッドデッキを作ってもらったけどお隣さんの視線が気になってしょうがない。何とかならない?」
都心部に行けばいくほどよくあるお問い合わせです。
せっかくウッドデッキを作って開放感のあるアウトドアリビングなのに他人の目が気になってなんだかゆっくりできないなんて悲しいですね。
そこでウッドデッキにはどのような「目隠し方法」があるのでしょうか?
当店で考えられるウッドデッキでの目隠しの方法を10の方法ほど考えてみました。
下記のような解説で難易度などを解説いたします!
お勧め度85% コスト=高 DIY相性=低 目隠し度合=高
・コストは、目隠しかかる費用です。この10の方法の中での比較です。高=コストがかかるやり方
・DIY相性は、自分自身で施工ができるかどうかの基準です。低=素人では難しい商品
・目隠し度合は、外からの視線をカットできるかということです。高=視界を確実にカットできる方法
樹脂木や天然木の目隠しフェンスをデッキ施工時に同時施工する
樹脂木や天然木の目隠しフェンスをデッキ施工時に同時施工する
お勧め度85% コスト=高 DIY相性=低 目隠し度合=高
ウッドデッキと同じ素材で設計段階に目隠しフェンスを付けてしまう方法です。
一番収まりがよく、見栄えもしまし実際当店では人気No1で確実に目隠しができる方法です。
樹脂木メーカー(YKKAP.LIXIL.三協アルミなど)の大手サッシメーカーのデッキなら非常に多くの種類の「サイズ」「デザイン」を用意しているので、きっとお客様にぴったりのものが見つかるはずです。
ただし価格面では高価なものになりがちですので、しっかりとした安心できる業者様に見積を作ってもらい「予算計画」する事が重要です。
大工さんなどで天然木で施工したデッキの場合は、かなり自由度をもって天然木で目隠しのフェンスを作ることはできますが、天然木ゆえ耐久性に難出がちです。
特に背の高いフェンスなどは自重があるため、腐りやすいのがネックです。
価格的には樹脂木ほど高価にならない傾向があります。
ウッドデッキの上にテラス屋根を付け、その前に目隠しをする
ウッドデッキの上にテラス屋根を付け、その前に目隠しをする
お勧め度75% コスト=中 DIY相性=低 目隠し度合=高
テラスを付けると雨の日でも洗濯物を干すことができるため、非常に便利ですね。
ただしデッキと全面パネルの素材感が違うため、目隠し候感が出てしまいますが、機能重視の選択ならコスト的にも機能的にもおすすめの方法の一つです。
ウッドデッキの上にテラス囲いを設置してしまう
ウッドデッキの上にテラス囲いを設置してしまう
お勧め度60% コスト=高 DIY相性=低 目隠し度合=高
これは皆さんにお勧めできる方法ではないですが、まず敷地に広さがないといけません。
ウッドデッキとテラス囲い(サンルーム)の組み合わせは、実際できれば最強の組み合わせでしょうが、価格と設置場所の両方をクリアしなければなりませんので、 かなりハードルが高い方法の一つです。
またこちらの方法は既存のデッキの上に新設のテラス囲いという方法は施工上できかねますのでご了承ください。
2段のアルミのフェンスを付けてみる
2段のアルミのフェンスを付けてみる
お勧め度80% コスト=中 DIY相性=低 目隠し度合=高
通行人からの視線やお隣さんの視線をしっかりカットしたい場合は、通常のフェンスを2段重ねて背の高い壁を作ることができます。
コストもそこそこですし、何よりウッドデッキの上にフェンスを建てるのではないので、ウッドデッキ自体の有効面積が減らない点は最高ですね。
フェンスはいろいろなデザインがありますし、目隠し機能と風通し機能を併せ持ったモデルもありますし、カラー展開も様々です。
もちろん目線の部分だけ隠すことも可能ですのでよりコストを下げたい場合はこんな方法もできますよ。
グリーンカーテンで目隠ししてみる
グリーンカーテンで目隠ししてみる
お勧め度60% コスト=中 DIY相性=高 目隠し度合=中
ナチュラルに目隠しをしたいならこんな方法もあるようですが、実際はなかなかしっかり目隠しとはいかないかもしれませんし、 自然相手なので、私のように雑な人間にはできない方法です。
しっかりできれば見た目もいいですし、コストもあまりかからないのでよろしいかと思います。
すだれで目隠しをしてみる
すだれで目隠しをしてみる
お勧め度50% コスト=低 DIY相性=高 目隠し度合=中
うまく「すだれ」を付ける場所があるならこんな方法もありますね。
すだれは、ホームセンターで買えばそれほど高いものでもないですし、施工もご自身でフックを取り付けるだけなので便利かもしれません。
ただし1年中目隠しのために「すだれ」を付けるというよりかは、夏の日差しをカットする意味合いのが強いようです。
ブロック塀や擁壁(ようへき)で目隠しをしてみる
ブロック塀や擁壁(ようへき)で目隠しをしてみる
お勧め度60% コスト=高 DIY相性=低 目隠し度合=高
ブロックを目隠しのためにわざわざ積みなおすことはないでしょうが、たまたま背の高いブロックや擁壁などがあった場合、目隠しとして利用できます。
通常はブロックの上に目隠しに必要なためのフェンスを付けるのが一般的です。
目隠しのためにブロック塀は、背が高すぎるため強度上かなり無理が生じますので。
シェード(布)で目隠しをしてみる
シェード(布)で目隠しをしてみる
お勧め度50% コスト=低 DIY相性=高 目隠し度合=高
ホームセンターなどで販売されているシェードを使用してみる。
こちらの方法は目隠しというよりかは、すだれと同じように日差しをカットするような目的に使われます。
コスト的には非常に安くでき、ご自身でも施工できるのは魅力ですね。
アルミのバー材で千本格子を作ってみる
アルミのバー材で千本格子を作ってみる
お勧め度65% コスト=高 DIY相性=低 目隠し度合=低
「ウッドデッキの目隠しおしゃれさ」ではNo1です。
しかししっかり視界がカットされるかといわれれば、むずかしいですね。
非常に視界が気になるなら「アルミのバー材」方式はお勧めしません。
そして見安くできそうに見えますが意外と費用が掛かりますね。
施工性がよくないので、1本1本職人さんが建てていかなければならないので手間がかかるのが理由です。
中庭にウッドデッキを施工する
中庭にウッドデッキを施工する
お勧め度40% コスト=高 DIY相性=低 目隠し度合=高
そもそも外からの目隠しの必要がありませんね。
その為、住宅の設計の段階から計画に入れないといけませんので、後付で考えられているお客様には難しい方法ですね。
なかなか中庭が作れる住宅はないですし。
まとめ
まとめ
結局のところしっかり目隠しができるものといえば、やはり純正の商品がサイズ、目隠し具合、施工性すべてにおいてすぐれているようです。
ただし価格がなかなかこなれていないのも確かですね。
そして純正の目隠しフェンスの場合、最初はデッキだけつけて、様子を見てからあとからフェンスをつけましょうといったことができません。
目隠しフェンスは背が高いため、強度の兼ね合いでフェンスの柱とデッキ本体の梁を固定しながら施工を同時にしていきます。
その為、最初からデッキの柱の入れ方をフェンスが入る設定にしなければなりません。
「目隠しの仕方は多種多様。その中でもし目隠しフェンスを検討するなら、キロにおまかせ!」