テラス屋根(テラス)の後悔しない選び方
雨の日でも洗濯物を干せるようにテラス屋根が欲しい」って思われてもいったいどれを選んだらいいのか?
ほとんどのお客さまが人生で1回の買い物の為、情報量が非常に少なくご家族やお友達に聞いてもよくわからないですよね。
きっと設置したことのあるお友達も業者の「言われるがまま」に設置されたのではないでしょうか?
キロがテラス屋根の後悔しない選び方をご紹介しますので是非最後までお付き合いください。
ステップ1 設置場所を選んでください
ステップ1 設置場所を選んでください
一番重要な部分です。設置場所よって生活動線ががらりと変わります。
まずは、「設置場所」つまり住宅の「1階」か「2階」にどちらに設置されるかという事です。
1階に設置すれば、洗濯機は通常1階に設置させている為、洗濯後2階に上がることなく
洗濯物を干すことができますよね。
2階に干せば洗濯物を取り込んだ際、2階の寝室のタンスに直接しまう事ができますし、防犯上2階の方に安心感があるといわれます。
大都市圏では、土地の敷地もないので、圧倒的に2階が多いようです。
2階設置の場合は、南面が子供部屋の場合、お子さんが大きくなった際に「部屋に勝手にはいってほしくない」などの問題も起こることも考慮していきましょう。
ライフスタイルが変化することも重要ですね。
なお、3階の場合は当店でも施工できるエリアが限定される為、一度キロまでお問合せ下さい。
ステップ2 ご希望のテラス屋根のイメージ(カラー)を選んでください
ステップ2 ご希望のテラス屋根のイメージ(カラー)を選んでください
テラス屋根には大きく2つの外観のイメージ(カラー)があります。
1つが「アルミカラー」ブラックやシルバーやホワイトなどの単色モデルです。
現在8割の方がこちらを選ばれていますね。
もう一つが「木目調」のアルミフィルムを貼ったナチュラルモデルがあります。
最近は住宅の玄関などによく使われている木目調のシールを貼ったモデルですね。ナチュラル感がでますが
お値段もかなり上がってしまします。
カラーの選びは、住宅のサッシの色に合わせるのが基本です。住宅のサッシの色が白なら白色のテラス屋根が似合うといわれます。
屋根材のカラーは、最近ではどのカラーにも合う「透明ですりガラス調」の物が人気ですね。
YKKAPで言うならトーメイマットとか言われます。
ステップ3 柱のタイプを選んでください
ステップ3 柱のタイプを選んでください
柱のタイプによって施工出来たりできなかったりしますね。
(名称は、各メーカーによって多少異なりますので、下記の名称は業界の一般的な略称とします。)
1 柱標準モデル
柱が樋の下から伸びる一般的なモデル。構造も一番簡単な為、ローコストで設置することができます。
メリット=余分な部品がないのでローコストで施工ができる。
デメリット=柱が邪魔になることがある。動線が遮られてしまう事もあります。
2 柱奥行移動モデル
標準柱モデルで施工しようとしたが、柱の設置位置に水道管などの障害物があった場合などに柱を移動させるために使われるモデル。
柱を奥行方向に移動できますがその分部品点数が多くなりコストは割高となります。また2階に設置する際もこちらのモデルを使用します。
メリット=柱を前後に移動でき障害物(水道管や雨水のマス等)をよけることが可能。
デメリット=標準柱より部品点数が多くなるためコスト高になる
3 柱なしモデル
完全に柱をなくしたモデル。ただし強度的に弱く出幅は1200mm程度しか出すことはできない。
メリット=柱が無く動線が遮られない。非常に使いやすい。
デメリット=柱が無い為、強度不足で奥行が大きなモデルがないので洗濯物干し場としては不向き
4 独立モデル
最近非常にご要望が多いのが、こちらのモデル。住宅メーカーの保証が外壁に建築物を設置すると
適応外となりテラス屋根を住宅本体にビス止めしないモデル。
へーベルハウスなどのALC外壁の住宅には基本的に建築物を設置することが難しい為
独立型テラスが設置されますね。ただこちらの独立モデルは、壁に打ち付けない為、必ず住宅の壁と
テラスの間には隙間があります。その隙間から雨は必ず吹き込むことは、ご理解いただく必要があります
メリット=住宅に傷を付けない。
デメリット=出幅の大きなものが無い。2階に設置不可。コスト高。
ステップ4 屋根形状を選んでください
ステップ4 屋根形状を選んでください
柱のタイプによって設定のあるもの無いものとなりますが、基本的には屋根の形状が2タイプあります。
1 アールタイプ
2 フラットタイプ
アール屋根の方が吹込みが多少なくなるのですが、基本的にはデザインを重視します。
住宅がシャープなデザインであればやはりフラット屋根のようなシャープなデザインの方が似合うでしょう。
ステップ5 屋根材の種類を選んでください
ステップ5 屋根材の種類を選んでください
大きく2つのモデルが存在します。メーカーによって多少仕様の違いはあります。
名称は、各メーカーによって多少異なりますので、下記の名称は業界の一般的な略称とします。
1 ポリカーボネート(一般モデル)
2 熱線遮断・熱線吸収ポリカーボネート
1.2の違いは一般モデルのポリカーボネートは、熱をテラス下に通しやすいモデルで、 熱線遮断・熱線吸収ポリカーボネートは、テラス屋根の下に熱を通しにくいモデルとなります。
実際これを聞いて「なんでこれが必要なの?」と思われる方も多いかと思うのですが、屋根材は、カーポートにも使用しており、 カーポートの場合は殆どのお客様が熱線遮断ポリカーボネートを選ばれます。夏の車の熱さを多少でも和らげてくれるからです。 ではテラス屋根ではどうか?ほとんどのお客様は一般ポリカーボネートを選ばれますね。やはり家の中に熱が通らないのは不安がありますよね。
ステップ6 横幅の大きさを選んでください
ステップ6 横幅の大きさを選んでください
設置される横幅を選んでください。洗濯物干し場と利用しようとするなら最低2700mmは必要です。
商品を選定する際に注意する点があります。
テラスを設置される場合、住宅を基準にサイズを選びます。住宅は、間や尺(尺モジュール)といった関東間規格で作られる住宅とメーターモジュールと いわれるメーター規格で作られる住宅があります。セキスイハウスやヘーベルハウスやトヨタホームなどはメーターモジュールで作られています。
ご自身の家がどのモジュールで作られているか?わかればその規格に合わせて選べばいいですが、わからなければ、間や尺などの関東間を選んでいただいて結構です。 「間」は約1800mmでメーターは2000mm少し大きいので価格もその分メーターモジュールの方が高くなります。もちろん現地を無料調査させていただいた際どちらがいいのかご提案させていただきます。
ステップ7 奥行の大きさを選んでください
ステップ7 奥行の大きさを選んでください
奥行は「尺」という規格で統一されています。1尺は約30cmで一番人気のサイズは1階では6尺=1800mm。
これくらい奥行が無いと雨の吹込みで洗濯物が濡れてしまいます。
2階ではバルコニーのサイズが3尺程度が一番多いのでテラスはその1尺大きい4尺=1200mmが人気ですね。 2階バルコニーは、実際の「バルコニーの内側寸法」が基準になりその内側寸法のプラス30cmがテラスの設置可能なサイズとなりますので、それより大きすぎても小さすぎても設置ができないことがあります。
2階の場合はバルコニーが前面部をガードしてくれさらに1階よりも取付位置も低くなるため開口部が少ないので4尺モデルでも洗濯物を干すことができますね。
ステップ8 お住まいの積雪量をご確認ください
ステップ8 お住まいの積雪量をご確認ください
積雪については、20cm、50cm、100cmの3つのモデルがあります。お住まいの積雪量によってお選びください。 東京、名古屋、大阪、広島、福岡などは20cmが基準となりますね。20cmは殆ど雪が降らない地域のモデルです。 ここで注意していただくのは、この積雪量は、新雪の降雪量です。雪を積もらせたままでは、いくら20センチでもテラス屋根は壊れてしまいます。 よくある例が、別荘地にテラスやカーポートを付けたい。
ただし冬の間はその別荘を使わないので雪下ろしができない。 積雪量はおおくて50cmなので50cm仕様を付けたらいいかな?というご質問がありますが、答えは「No」です。 新雪50cmとなりますので必ず50cmで雪下ろしが必要となり冬の間一度もおとずれない別荘にはたとえ100cmモデルでも設置しないことをお勧めします。 テラス屋根ごと倒れるか、屋根材が抜けてしまいます。
ステップ9 オプションを選ぶことができます
ステップ9 オプションを選ぶことができます
テラス屋根には様々なオプションがあります。
ほとんどのお客様が物干セットをご注文します。各メーカーによって様々なモデルがありますので現地に合わせた長さや取付方法を選ぶことができます。
前面パネル
正面を塞ぐパネルです。よくあるのはこれでお隣さんとの目隠しに使われる方が多いです。
いきなり目隠しのフェンスをつけるとなんだかいやらしいのでこちらの商品を付けられるようです。 高さも1段2段とありほとんど全面隠すことも可能です。
側面パネル
あまり需要は無いですが側面を隠すモデルです。こちらも1段2段のモデルがございます。
妻パネル
テラス屋根の上部部分を埋めるパネルです。
最終ステップ どのメーカーを選んだらいいの?
最終ステップ どのメーカーを選んだらいいの?
現在大手アルミテラス屋根メーカーとして、YKKAP LIXIL 三協アルミの3社があります。
もちろんもっと小さなメーカーもありますが90%以上がこの3社の市場ではないでしょうか?
ではどのメーカーを選んだらいいのか?困りますよね。
答えは「どれも品質は間違いない」デザインも定番のテラス屋根は我々プロでも手に取らないとわかりませんのでどれを選んでも問題ありません。
メーカーは無視しても業界トップシェアのYKKAPを選べば、価格的・品質的にも満足できるので問題ないのではないでしょうか?
最後に
最後に
長かったですが最後まで読んでいただきありがとうございました。
テラス屋根を買って洗濯物を干したいと思っても踏み出せないのはなんでしょうか?
価格?サイズ?カラー?施工方法等いろいろあると思います。
この記事によって少しでもお客さまの疑問に答えられたらうれしい限りです。
もし少しでも興味があるのであれば、キロのホームページまでお越しください。
キロ自慢の「ぴったりテラス屋根診断」でお客様にピッタリのテラス屋根をご提案いたします。