樹脂製のウッドデッキって本当にいいの?
樹脂と聞くと、雨風にさらされたり日光に当たり続けてヒビが入ったりパリパリに割れてしまうというイメージがありませんか?
さらにメリット・デメリットは?
樹脂木のデッキをまだ見たことのない方も多くいらっしゃると思いますので、ご理解いただけるようにご紹介いたします。
樹脂製のデッキとは
樹脂製のデッキとは
樹脂製のデッキとは、読んで字の如く「樹脂」で作られたデッキ材のことですが、その中でも樹脂製のウッドデッキは、「木粉と樹脂(プラスチック)」を混ぜ合わせて作られたもののことで、人工木とも呼ばれることがあります。
また、リサイクルの樹脂(プラスチック)を使うこともあり、再生木と呼ぶメーカーさんもあります。
混ぜ合わせる樹脂の種類は、「ポリエチレン」「ABS樹脂」「ポリプロピレン」などメーカーさんによって様々で、その配合の割合も違います。
昨今のウッドデッキに使われる樹脂製デッキはほとんどが木粉と樹脂が混ざったものなので触ってみるときれいに削った木の肌触りですし、デッキ材を顔に近づけて匂いを嗅ぐと、ほんのり木の香りがします。
樹脂製と言っても断面を見ない限り、本物の木では?と思えるくらいの材質なので思った以上に風合いを損ねることなく、お庭に調和します。
樹脂製デッキの最大の特長は、メンテナンスをしなくても腐らないということです。
木製のウッドデッキというと、ペンキや防腐剤を塗ったりしなければいけないというのが面倒でネックになる部分だと思います。
だからこそ公共用はさることながら、一般住宅向けのウッドデッキのほとんどを樹脂製のウッドデッキが独占しているのでしょう。
YKKAPの樹脂製ウッドデッキ
※画像はイメージです
YKKAP リウッドデッキ200
樹脂製ウッドデッキの人気No.1商品です。メンテナンスフリーで長くご使用いただけるウッドデッキです。
デッキ材の幅が20cmもあるのでデッキの上を歩いてもつまずきにくく、安全です。
また、デッキ上には釘を一本も使用しないので小さなお子様でも怪我のリスクが少ないのも魅力です。
カラーも5色あるので建物や景観に合わせてコーディネートできます。 もちろん目隠し効果のあるデッキフェンスや箱型のステップなどのオプションも豊富に用意されています。
LIXILの樹脂製ウッドデッキ
※画像はイメージです
LIXIL(リクシル) 樹ら楽ステージ
樹ら楽と書いて「きらら」と読みます。
リクシルさんのスタンダードモデルです。敷地に合わせてフレキシブルに対応できる加工性と部材の種類は素晴らしいの一言です。
一部を除いてデッキ材の表面が熱くなりにくい特殊な顔料を使用して着色してあり、従来品と比べて最大約10℃の温度上昇の抑制を実現しています。
デザイナーズパーツや点検口、収納蓋、スロープなどのオプションもたくさんあります。
※画像はイメージです
LIXIL(リクシル) 樹ら楽ステージ木彫
樹ら楽ステージの新モデルです。大きな違いはデッキ表面の木彫加工です。
今までも溝の付いたデッキはあったのですが、 左右非対称な溝が付いているので光の当たり方によって見え方に変化があって、まるで本物の天然木のような仕上がりに見えます。
オプション等は樹ら楽ステージとほとんど同じ仕様のものが取り付けられますので、お庭に高級感を出したい方にはお勧めのウッドデッキです。
※画像はイメージです
LIXIL(リクシル) レストステージ
リクシルさんの中では一番価格の安いウッドデッキです。
その分、カラーは3色でオプションも必要最小限の種類に抑えられています。
樹脂なのでシロアリにも強いので長い間安心してご使用いただけます。
三協アルミの樹脂製ウッドデッキ
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三協アルミ ひとと木2
ひとと木2は木粉の配合率が50%以上と比較的高いので本物のような肌触りが特長です。
柔らかくて加工性が高いことや色落ちや変色しにくいというのも樹脂デッキの良いところです。
※画像はイメージです
三協アルミ ラステラ 床張り出し納まり
まるで宙に浮いているように錯覚してしまうようなつか柱の設置位置とデザインと同じ柄が一つとないマーブル模様が特長のウッドデッキです。
表面は木粉に対候処理ポリエチレン樹脂が混ぜ合わせてあり、経年劣化もしにくいので長くご利用いただけます。
高級感のあるウッドデッキをお求めの方にはお勧めです。 また、お値打ちな標準納まりもあります。
四国化成の樹脂製ウッドデッキ
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四国化成 ファンデッキHG
表面材は木粉が20%で対候処理PE樹脂が80%と比較的樹脂の割合が高いですが、木質感は十分に味わえます。
ファンデッキHGの最大の特長はデッキ材に補強材を入れることによってデッキ面の強度を大きく上げられることです。
ウッドデッキの強度にこだわる方にはおすすめです。
タカショーの樹脂製ウッドデッキ
※画像はイメージです
タカショー エバーエコウッドⅡデッキ
他にはない「ホワイト」のデッキ材があるのが大きな特長です。
樹脂と木粉を混ぜ合わせて作られているので経年劣化による色褪せを天然木より抑えることができます。
縦・横・斜めだけではなく、角を丸く収めるアール加工にも対応できる専用の幕板も用意されています。
デッキ座が分厚くて高級な「グランデ」もあります。
天然木との違いは?
天然木との違いは?
ここまで樹脂製デッキの特徴をご紹介してきましたが、では本物の木・天然木とは何がどう違うのでしょうか。
天然木の一番のメリットは、独特の風合いです。
木の種類によって雰囲気も違いますし、触った感覚はいいですよね。
しかし、天然木には大きなデメリットがあります。
まずは腐りやすさです。
天然木の中でも比較的腐食しにくいハードウッドでもメンテナンスをしないと経年劣化で色褪せはしやすいですし、ソフトウッドは塗装などのメンテナンスは絶対に必要です。
量販店さんにあるような簡単組立のキット品などはいくらメンテナンスをしてもかなり早いうちに腐食してしまいますし、放っておくと簡単に朽ち果ててしまいます。
シロアリの被害に遭いやすいのも天然木の特徴です。
ウッドデッキに特化した話ではありませんが、木製品で屋外に設置するものであればシロアリの被害はうけてしまいますし、ウッドデッキは土の上に取り付けるのでなおさらです。
樹脂木はプラスチックとの混合品なので当たり前ですがシロアリの被害には会いません。
また、汚れが目立った時に掃除をすることもあると思います。
掃除はデッキブラシで擦るのが一般的ですが、擦りすぎると表面がささくれ立ったりギザギザになったりして怪我の危険性が高くなってしまう恐れが出てきますが、 樹脂木は水と中性洗剤をかけてデッキブラシで強くこすれば汚れは取れますし、ささくれ立つ心配もありません。
簡単に一覧表にまとめてみましたのでご覧ください。
天然木 | 樹脂木 | |
---|---|---|
風合い |
当たり前だが本物の木の風合いは抜群 |
木粉が混ざっていて表面も加工がされているので木の風合いも感じられる |
経年劣化 |
こまめにメンテナンスしても色褪せはしやすい | メンテナンスをする必要はなく色褪せも少ない |
変形 |
時と共に木が痩せてしまうこともある | 環境によっては反りが出ることもある |
腐りやすさ |
高級なハードウッドを除くと防腐剤は必須で、それでも腐ってしまう | プラスチックが混ざっているのでかなり腐食しにくい |
塗装 |
一年に一回は塗装をしないと腐食が進んでしまう | 塗装の必要はないが、塗料は乗らないので色の変更はできない |
シロアリ |
天然木の悲しい性。シロアリの被害には会いやすいのでメンテナンスは必須 | シロアリの心配は無用。プラスチックが混ざっているからシロアリは来ない |
掃除 |
擦りすぎるとささくれ立つ | デッキブラシで擦れば比較的簡単に汚れが取れる |
傷の修理 |
傷が付いてもメンテナンスは難しい | 傷や凹みはサンドペーパーで擦ると比較的簡単に元通り |
安全性 |
施工に釘を使用するので古くなると飛び出したりして危険。経年劣化によるささくれも怖い | デッキ表面に釘が出ることなく施工できる商品が多く、ささくれもできないので比較的安全 |
カビの発生 |
カビは生えるが、天然木だとあまり気にならないのかも | 明るい色のものが多いのでカビが目立ちやすい。深めの色なら目立ちにくい |
最後に
最後に
樹脂木は価格が高いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、樹脂製デッキはかなり多く出回っていますのでお値段もかなり抑えられています。
天然木の中でも比較的腐食しにくいハードウッドの方がお値段は高くなってしまうかもしれないくらいです。
最近では量販店さんでも樹脂製デッキが販売されていますが、主要メーカーさんの商品でないと少し信用性に欠けるかもしれませんのでご注意ください。
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