1台用カーポートの基礎知識
カーポート1台用はカーポートの中で、最も小さいサイズとなっています。
しかし、その種類や特徴は実に豊富なため、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
特にカーポートのようなエクステリア商品は決してお安い買い物ではございません。
そんなお客様に、後悔することなく安心して商品選びが出来る情報を取り揃えました。
こちらは以下の方に向けた情報となっております。
・カーポート1台用のご購入をお考えの方
・カーポート1台用をどのように選ぶべきか迷われている方
・カーポートは本当に必要なのか悩まれている方
・カーポート1台用について情報を集められている方
カーポート1台用のメリット
カーポート1台用のメリット
・場所を取らない
・安価に施工が出来る
・サイクルポートやテラス屋根などの代用になる
場所を取らない
カーポート1台用の最大のメリットは場所を取らないことです。
2台用、3台用のカーポートと比べて、1台用カーポートは場所を大きく取ることがございません。
そのため、限られたスペースを有効活用することが出来ます。
また、敷地の一部分だけにカーポートを取付けたいという方にも、ピッタリなサイズとなっております。
例えば、2台用の駐車場を半分だけカーポート1台用で覆い、もう半分は植栽を育てる場所にしたり、駐車場全てをカーポートで覆ってしまうと圧迫感が不安だという方には、あえてカーポート1台用を取付けることで、敷地の有効活用が出来ます。
安価に施工が出来る
カーポートをご購入の上で、切っても切れないのがお値段です。
カーポートは欲しいけど予算が厳しい、安価にカーポートを施工したい、そんな方にこそカーポート1台用のコストパフォーマンスの優秀さを伝授したいです。
安価といっても機能が著しく落ちることはございません。
奥行き長さも5,000mm以上と、お持ちの車を十分に覆うことが出来ます。
また、2台用に引けを取らないバリエーション数、潤沢なオプション種類等々、安価だからといって侮ってはいけません。
予算に合わせて様々な選択肢が取れるのも、カーポート1台用の強みです。
サイクルポートやテラス屋根などの代用になる
実はあまり知られていないことですが、カーポート1台用はサイクルポートやテラス屋根の代用としてもご使用頂けます。
サイクルポートを考えているが、バリエーションが少ないと思っている方や、駐車場に洗濯物を干す場所が欲しい方などは、ぜひカーポート1台用をご検討してみてください。
カーポートには「物干しセット」や「収納棚」など、バリエーション豊かなオプション商品のご用意があるため、ご使用方法に合わせて商品選びができます。
ポイント
小回りがきくカーポート1台用ならではの活用方法や強みがあります。
生活スタイルに合わせて考えてみてください。
カーポートのメリットについて、より詳しいご説明はこちら>>
カーポート1台用のデメリット
カーポート1台用のデメリット
・間口にゆとりがない
・増築ができない
間口にゆとりがない
カーポート1台用の最大のデメリットは間口にゆとりがないことです。
基本的に片側支持タイプのカーポート1台用の最大間口は3,000mm前後となっております。
一般的な乗用車の車幅は約1.7m~1.8mとなっているため、車の乗り降りの際に少し手狭に感じるかもしれません。
特に家族構成や、駐車位置によっては濡れてしまう場合も考えられます。
間口にゆとりが欲しいという方は、2台用カーポートをご検討するのも一つの手段です。
増築ができない
実はかなり見落としがちですが、カーポートは増築ができません。
カーポート1台用を2台用、3台用に増築することが出来ないのです。
もちろん、カーポート1台用をもう一つ建てるという手はございますが、景観が損なわれてしまったり、不便に感じる部分も出てきてしまいます。
長年お使い頂くカーポートだからこそ、お客様の生活スタイルに合わせて選ぶ必要があるのです。
将来的に車を増やす予定があるのであれば、それを見越して2台用、3台用のカーポートを考えてみるのもオススメです。
ポイント
カーポートは建てて終わりではありません。
そこから始まる生活を想像してご検討してみてください。
カーポートのデメリットについて、より詳しいご説明はこちら>>
カーポート1台用選びのポイント
カーポート1台用選びのポイント
カーポート1台用選びのポイント
・価格で選ぶ
・デザインで選ぶ
・耐積雪性能、耐風圧性能で選ぶ
価格で選ぶ
一口にカーポート1台用と言っても、価格帯は多種多用です。
カーポート1台用の場合、工事費込みの価格で約10万円~70万の開きがあります。
価格で選ぶ場合は、最初に予算を明確にすると良いでしょう。
デザイン性や屋根素材を重視しないのであれば、相場は約10万円~25万と比較的安価に購入が可能です。
また予算を潤沢に取れる場合、無理して高価なカーポートを購入するのではなく、オプションのバリエーションが豊富な商品を選びオプションを充実させるのも良いかもしれません。
デザインで選ぶ
小さなサイズ商品であることから、よく誤解されがちですが、カーポート1台用でもデザイン性に優れた商品は豊富にございます。
一般的なカーポート1台用の柱タイプは片側支持タイプとなっており、カーポートの左右どちらかに柱が建つタイプが主流です。
対して後方支持タイプと呼ばれるカーポートは、柱がカーポートの後方部分に建つため開放感があり、スタイリッシュな空間を創り出すことができます。
他にも、屋根材はポリカーボネート材のカーポートが主流ですが、屋根材をアルミ製にしたカーポートは、屋根部分の質感が滑らかで、住宅との調和性に富んでいます。
カーポートは住宅の一部分といっても過言ではありません。
長年使用するからこそ、住宅の景観に合ったデザインからお選びすることをオススメします。
耐積雪性能、耐風圧性能で選ぶ
カーポートが一番影響を受けるもの、それは環境です。
外で使用するため、お住いの地域の環境を考慮する必要がございます。
例えば、積雪量が多い地域にカーポートを建てる場合は、カーポートの耐積雪性能に注意をしなければなりません。
一般的なカーポートの積雪性能は20㎝仕様となっているため、多雪地域では不足する可能があります。
また、強風にさらされる地域では耐風性能に気を配る必要がございます。
このようにカーポートを建てる地域の環境を考慮しなければ、せっかく建てたのに倒壊してしまったという大惨事にも繋がります。
カーポート1台用にも、耐積雪性能や耐風性能に優れた商品は数多く存在します。
カーポートを検討する際には、お住いの地域の積雪状況や強風頻度も考慮してみてください。
ポイント
多種多様だからこそ迷ってしまいがちですが、何を重視したいか、どんな生活スタイルにしたいかを
改めて考えてみると良いかもしれません。
カーポート1台用に停められる車種はこちら
カーポート1台用に停められる車種はこちら
軽自動車 | タント、ワゴンR、N-BOX、ミラ、ムーヴ、ハスラー、ジムニー、ラパン、デイズ、スペーシアなど… |
---|---|
コンパクトカー | ヴィッツ、パッソ、ノート、マーチ、キューブ、ソリオ、スイフト、ブーン、デミオなど… |
セダン | プリウス、カローラ、クラウン、シルフィ、スカイライン、アコードなど… |
ワゴン・SUV | ハリアー、ヤリスクロス、エクストレイル、CR-V、ヴェゼル、CX-5など… |
ミニバン | エスクァイア、ヴォクシー、ヴェルファイア、ノア、アルファード、シエンタ、エルグランド、セレナ、ステップワゴン、フリード、デリカなど… |
カーポート1台用の間口
カーポート1台用の間口
・一般的なカーポート1台用の間口は2,400mm、2,500mm、2,700mm、3,000mm
・間口が3,000mmを超えるカーポート1台用
一般的なカーポート1台用の間口は2,400mm、2,500mm、2,700mm、3,000mm
一般的なカーポート1台用の間口は2,400mm、2,500mm、2,700mm、3,000mmとなっています。
一般的な乗用車の車幅は約1.7m~1.8mとなっているため、最小の間口2,400mmでも車を十分に覆うことが可能です。
ただし、車の乗り降りのスペースを考慮すると、手狭に感じたり雨に濡れてしまったりするかもしれません。
敷地に余裕があるときは、大きいサイズの間口をお選び頂くことをオススメします。
間口が3,000mmを超えるカーポート1台用
一般的なカーポート1台用の最大間口は3,000mmですが、それ以上の間口を持つ1台用のカーポートも存在します。
例えば、三協アルミのカーポート1台用の商品は最大間口が3,300mmとゆとりのあるサイズバリエーションとなっております。
その他にも、壁付けタイプのカーポートであれば、住宅への打ち付けが必要となりますが、最大間口が3,900mmと間口を最大限までサイズアップが出来ます。
間口サイズを最大限まで大きくしたいという方は、検討してみてください。
カーポート1台用の奥行
カーポート1台用の奥行
・一般的なカーポート1台用の奥行は5,000mm、5,400mm、5,700mm
・自転車であれば約8台~9台分も停められます
一般的なカーポート1台用の奥行は5,000mm、5,400mm、5,700mm
一般的なカーポート1台用の奥行は5,000mm、5,400mm、5,700mmとなっています。
一般的な中型車の車体全長が約4.1m~5mとなっているので、お持ちの車の大きさに合わせた奥行をお選び頂けます。
奥行を選ぶ際は、車のサイズだけではなく、トランクを開けた時の全長も考慮する必要があります。
目安として、奥行5,000mmであれば中型乗用車が納まり、奥行5,400mmであればトランクの出し入れの際でも濡れることはございません。
奥行5,700mmになると車の後ろに自転車を停めたり、替えのタイヤを置くことができるため、スペースを有効活用しながら使用することが出来ます。
間口と一緒で、ゆとりの持ったサイズ選びをオススメします。
自転車であれば約8台~9台分も停められます
サイクルポートの代用になるのが、カーポート1台用のメリットです。
奥行5,000mmであれば約8台分、奥行5,700mmであれば約9台分の台数がゆとりを持って駐輪可能です。
サイクルポートは駐輪可能な台数を増やせば増やすほど、バリエーションが少なくなり、選択肢が狭いと感じる人もいるでしょう。
しかし、カーポートで代用をすれば、バリエーション豊富な中からご希望の商品をお探し頂くことが出来ます。
性能も差異がないため、複数台の駐輪を考えている方はカーポート1台用も検討してみるのも一つの手です。
カーポート1台用の高さ
カーポート1台用の高さ
・一般的なカーポート1台用の高さは1,800mm~3,000mm
・高さを選ぶ時に気を付けるべき2つの注意点
一般的なカーポート1台用の高さは1,800mm~3,000mm
カーポート1台用の高さは標準柱、ロング柱、ハイロング柱の3種類に分けられます。
(メーカーによって呼称が異なる場合がございます。)
標準柱は約1,800mm~2,000mm、ロング柱は約2,300mm~2,500mm、ハイロング柱は約2,800mm~3,000mmの有効高となります。
有効高とは、カーポートの使用可能な高さの中で一番低い部分の高さとなっており、一般的に地面から屋根下までの高さのことを指します。
車の高さに合わせてカーポートの高さを選ぶ必要があります。
車の高さの目安としては、軽自動車が約1.4m、一般的な乗用車が約1.6m、大型車が2.0mとなっております。
また見落としがちですが、住宅に合わせて高さを考慮をするのも大切です。
例えばカーポートの屋根先が住宅の窓に重なってしまい、陰になってしまったり、玄関が駐車場よりも高い位置にある場合は、玄関から出た瞬間、目の前にカーポートの屋根先がきてしまい圧迫感を感じてしまうなど。
日常生活に支障が出ないかを、しっかりと確認してみてください。
高さを選ぶ時に気を付けるべき2つの注意点
高さを選ぶ際に、気を付けて欲しい注意点は「過不足」と「勾配」です。
「過不足」
車高に合わせて高さを選ぶ際に、必要以上の高さを選ぶのは注意が必要です。
なぜならカーポートを必要以上に高くしてしまうと、横からの雨の吹込みにより車が濡れてしまう可能が考えられます。
一般的に車高からプラス30㎝~50㎝程度が適切な高さだといわれています。
間口も奥行も大きいことに越したことはありませんが、高さにつきましては高すぎると不便になってしまいます。
高さが不足してしまうのも注意が必要です。
例えば、車にルーフキャリアを取付けられる方はその分高さを考慮しなければいけません。
特に季節によってルーフキャリアを脱着する方は、高さの考慮を忘れないようにご注意ください。
また、来客や遠方に住んでいるご家族が使用する際にも注意が必要となります。
高さが不足した場合、思わぬ事故に繋がってしまいます。
カーポートの購入を検討の際には、駐車予定の車を全て書き出してみると見落としが大きく減ります。
「勾配」
実は危険な落とし穴となるのが、勾配です。
勾配がついた場所にカーポートを建てる際、屋根は地面に対して平行には建ちません。
そのため、柱の前後で埋め込みの差が生じます。
簡単に言ってしまえば、カーポートの前と後ろで有効高が変わってしまうのです。
その結果、カーポートに車を入れる際に後方部分が尻上がりとなってしまい、カーポート屋根に当たってしまう可能性があります。
特に駐車場には雨水を排水するため、水勾配と呼ばれる勾配がついています。
(一般的な駐車場の水勾配は約2%~3%程と言われています。)
また、敷地によっては勾配差が大きくついている場合もあるため、カーポートをご検討の際は、敷地の状況を再度ご確認頂くことをオススメします。
ポイント
カーポートの主役はあくまで車です。
所有の車や敷地に合わせたカーポート選びをしてみてください。
カーポート1台用の屋根について
カーポート1台用の屋根について
・屋根の種類はポリカーボネート材、スチール折板、アルミ形材の3種類
・屋根の形状はアール型とフラット型の2種類
屋根材/性能 | ポリカーボネート材 | スチール折板 | アルミ形材 |
---|---|---|---|
価格 | 安価 |
高価 | 高価 |
採光性 | 高い |
低い | 低い |
耐風・耐積雪性能 | 一般的な強度 |
高い強度 | 一般的な強度 |
デザイン | バリエーション豊富 |
重厚的なデザイン | デザイン性に優れている |
屋根の種類はポリカーボネート材、スチール折板、アルミ形材の3種類
ポリカーボネート材
カーポートの屋根材として主流な材質です。
衝撃に強く、紫外線もほぼ100%カットするため、カーポート下の車もしっかりと守ります。
遮熱に優れている熱線遮断ポリカや、防火性の高いFRP板などバリエーションのご用意もございます。
また採光性に優れているため、テラスの代用としてもオススメです。
スチール折板
耐風・耐積雪性能に優れているのが特徴です。
積雪地域では主力商品として選ばれているため、強度が高い商品をお探しの方にはオススメです。
屋根材自体が重いため、強風で屋根が飛ばされる心配もございません。
日光を完全に遮るため、カーポート下の車内の気温上昇を抑えられます。
アルミ形材
アルミ製の屋根のため、サビに強くカーポートの劣化を防いでくれます。
スチール折板と同じで、日光を遮ってくれるため車内温度の急上昇を抑えられます。
またデザイン性に優れており、フラットでシャープな商品が多いです。
住宅に合わせてスタイリッシュなカーポートをお探しの方は、検討してみてください。
屋根の形状はアール型とフラット型の2種類
カーポート1台用の屋根には、曲線を帯びたアール型と、真っ直ぐなフラット型の2種類が存在します。
カーポート1台用を検討する上で、迷いがちな部分かと思われます。
結論から言うと、住宅の雰囲気や形状に合わせてお選びすることをオススメします。
例えば、住宅が丸みを帯びた形状になっていたり、洋風スタイルな雰囲気があるのであれば、アーチ状のアール型屋根を検討するのも良いでしょう。
対して、スタイリッシュさや鋭利な面影のあるモダンスタイルな住宅であれば、同じく鋭利な面影のあるフラット型のカーポートを検討頂くなど、住宅の形状やスタイル、カーポートを建てる場所の雰囲気に合わせて考えてみると、調和が取れるでしょう。
カーポート1台用の耐積雪性能、耐風性能について
カーポート1台用の耐積雪性能、耐風性能について
一般的なカーポート | スチール折板タイプ | 積雪地域向けカーポート | 一般的なカーポート+オプション | |
---|---|---|---|---|
耐積雪性能 | 積雪20㎝相当 |
積雪30㎝、積雪50㎝、積雪100㎝、積雪150㎝、積雪200㎝ | 積雪30㎝、積雪50㎝、積雪100㎝ | 積雪30㎝、積雪40㎝ |
耐風圧性能 | 38m/秒相当 |
46m/秒相当 | 38m/秒相当、42m/秒相当、46m/秒相当 | 46m/秒相当 |
利点 | 安価 |
屋根自体が重いため、屋根 が飛ばされにくい | 耐積雪性能を上げながら、採光性も確保できる | サポート柱が着脱式のため、状況に合わせて使用ができる |
注意点 | 積雪地域、強風地域では強度に不足がある |
採光性がない | 母屋や垂木などの骨組みが多いため、採光性が低い | ハイロングの場合だと、対応サポート柱がない |
一般的なカーポート1台用の耐積雪性能は積雪20㎝相当、耐風圧性能は38m/秒相当となっております。
カーポートには耐積雪性能や耐風圧性能に特化した商品も数多く存在します。
まずは、お住いの地域の環境を調べてから、それに合ったカーポート性能を選ぶことが重要です。
ポイント
強度が不足すると倒壊の恐れがあります。
カーポートだけではなく、車や家財が傷つく恐れもあるため、性能選びは慎重にする必要があります。
カーポート1台用を買って後悔しないために
カーポート1台用を買って後悔しないために
・サイズで後悔しないために
・耐積雪性能、耐風圧性能で後悔しないために
・生活で後悔しないために
サイズで後悔しないために
カーポート選びで最も気を付けるべき点と言っても過言ではありません。
特にカーポート1台用に多いのが間口サイズの後悔です。
間口が必要以上に小さいために、乗り入れの際に濡れてしまったり、雨に濡れながら荷物の出し入れを行うことになってしまいます。
間口や奥行を選ぶ際は敷地に余裕があるのであれば、最大限のサイズをお選びすることをオススメします。
サイズが思ったより小さいという後悔はよく聞きますが、サイズが思ったより大きいという後悔はあまり聞きません。
なぜならサイズが大きければカット工事が可能ですが、サイズが小さいと増築ができないからです。
耐積雪性能、耐風圧性能で後悔しないために
強度が不足したカーポートは倒壊の恐れに繋がります。
カーポートが倒壊してしまうと、車はもちろん家財や住宅、人的被害にも影響してしまう可能性がございます。
そうならないために、お住いの地域の環境を事前に調べる必要があります。
特にカーポートを建てる地域の積雪量、積雪頻度、強風・突風の発生頻度を調べると良いでしょう。
風が抜けやすい田園地域や、ビル風が発生しやすい高層建造物近くなども突風の恐れがあるので、注意が必要です。
もし、お住いの地域の環境の判断が付かない場合には、購入店などに聞くと良いでしょう。
購入店では、過去の販売商品の情報が蓄積されている場合が多いため、その地域ではどんな性能のカーポートが重宝されているかを知ることができます。
また、カーポート1台用の場合、耐積雪性能や耐風圧性能を上げることができる、着脱式サポート柱の用意があるため、強度が心配な方は一緒に購入されることをオススメします。
生活で後悔しないために
見落としがちなのがこの後悔です。
カーポートの設置位置を考える際は柱位置だけではなく、屋根先が希望の場所に来るかどうかも考える必要があります。
意外と知られていませんが、カーポートの屋根先と住宅との間にはすき間を設ける必要がございます。
なぜなら風の影響を受けて揺れたカーポートが住宅と接触し、住宅に傷をつけてしまう恐れがあるからです。
最低8㎝はすき間が必要となります、これは壁に打ち付けをしない独立テラスと同じすき間となっております。
ただし、カーポートはテラスより大きなサイズであるため、できればもう少しすき間を空けるとより安心してお使い頂けるかと思います。
具体的には約30㎝くらい空けるのが理想的です。
これらを見落とした結果、カーポートと住宅との接触が発生したり、必要以上にすき間を空けてしまい雨が降り込んでしまったりなどの問題が生じてしまいます。
また、カーポートの屋根先がリビング窓と重なってしまい、室内の日当たりが悪くなってしまう問題も考えられます。
こうした後悔は、事前確認を行うことで無くすことが可能です。
屋根先と住宅とのすき間の推奨サイズや、屋根先の位置などは、敷地条件で変動するため、中々個人で調べることが困難です。
そういうときは、現地調査を実施してみたり、プロの意見を求めることをオススメします。
ポイント
カーポートを選ぶ時に重要なのが、希望を伝えることです。
現地調査やプロに意見を求めるときは、思いつく限りの希望を伝えてみてください。
カーポート1台用のメーカーについて
カーポート1台用のメーカーについて
カーポート1台用の工事について
カーポート1台用の工事について
一般的なカーポート1台用の工事期間は約1日~2日
一般的なカーポートであれば、ほとんどが1日で完了します。
二日目は予備日や養生期間になることが多いです。
工事期間中は駐車場に車を停めることが出来ないため、注意が必要です。
一般的なカーポート1台用の工事に必要な人数は約1人~2人
一般的なカーポート1台用の場合、1人であっても1日で完了します。
現場の状況により、補助が入る場合がございます。
一般的なカーポート1台用の本体工事費は約4万円~4万5,000円程
一般的なカーポートの本体工事費は約4万円~4万5,000円程です。
本体工事費とは、カーポート基礎部分の掘削、カーポート本体組み立て、カーポートの基礎固めまでが含まれております。
下地が土間の場合、コンクリートを削るハツリ工事費や、屋根をカットする工事費は含まれておりません。
カーポート1台用の工事は柱本数が2本と少ないことから、2台用、3台用に比べて短い期間で工事が完了します。
必要人数も少ないため、比較的安価に工事が出来ます。