工事のプロが解説 人工木ウッドデッキ 日本3大メーカー徹底比較
知りたい人工木デッキ3大メーカー徹底比較!
知りたい人工木デッキ3大メーカー徹底比較!
人工木デッキやウッドデッキは、人生で1回しか購入されることのない商品だと言われますが、それだけにウッドデッキについての詳しいことはあまり知らないですよね。
その為、全く知識が無い中でデッキを業者さん任せで選んだり、自分で決めなければなりませんが、その割には高価でなんですよね。当店でのウッドデッキの購入平均金額は約31.6万円です。
また、ウッドデッキは大きく分けると天然木と人工木の2つに分かれるのですが、昨今の住宅用のウッドデッキというとほとんどが人工木デッキです。ネットで検索しても人工木のものがたくさん出てきます。
当店でもご注文のほとんどが人工木デッキです。
中でも主要なメーカーさんはほとんどがアルミメーカーのものになります。これは束柱や根太(ねた)というデッキを支える骨組みの部分がサビに強いアルミでできていてコストが抑えられることも一つの要因でしょう。
そこで人工木デッキ・ウッドデッキ専門店のキロが丁寧に3大メーカー(2ブランド)より、YKKAP・リクシル(TOEX・トステム)・三協アルミの人工木デッキを解説いたします。
現在日本で流通している人工木デッキはほぼこの3メーカーでシェアを占めています。
YKK AP | LIXIL | 三協アルミ | |
---|---|---|---|
どんな会社? | アルミサッシなどアルミ建材専門の会社。ファスナーでも有名 |
建物から水回りまでを網羅する住宅総合メーカー | アルミサッシ業界第3位。独創的な商品が多い。 |
ウッドデッキ | お子様にも優しいポリプロピレンという樹脂と木粉を配合 |
木彫という表面に凹凸のあるタイプも用意。少し割高な印象 | デッキフェンスの種類が多い。木目板仕様もある |
【おすすめウッドデッキ 1】
YKKAP リウッドデッキ200
YKK AP リウッドデッキ200(ステップ、デッキフェンスはオプションです)
人気No.1の人工木デッキです。ポリプロピレンという赤ちゃんの食器などにも使われている特殊な樹脂と木粉を1:1で混ぜあわせて作られているので環境にも優しく木の風合いを感じ取ることができるモデルです。
デッキ表面にねじやビスを打たない、ささくれ立たない、デッキとデッキの隙間を極力狭くしているなど、安全面も考慮されているので小さなお子様が裸足で歩いても安心です。
標準工事費コミコミ価格 67450円~(税込)
STEP1 人工木と天然木は何が違うの?
STEP1 人工木と天然木は何が違うの?
人工木とは樹脂と木粉を混ぜたものを板状に伸ばしたものです。通常のウッドデッキは天然木を使いますが、人工木との違いはここになります。
忘れてはならないのが、骨の部分です。柱や梁の部分は人工木デッキの場合は、アルミ製で天然木の場合は、木製となります。
その為、非常に腐りにくいのが特徴なのが人工木デッキです。
価格については、一昔前なら、人工木デッキのが高かったのですが、現在では逆に人工木デッキのが安くなりました。
やはりその点は、工業製品の為、大量に売れれば売れるほど安く作ることができます。
現在日本国内で流通しているウッドデッキでは90%が人工木で、残りの10%が天然木といわれます。
一般住宅で言えばほぼ100%人工木に変りました。
【おすすめウッドデッキ 2】
三協アルミ ひとと木2
三協アルミ ひとと木2(ステップ、デッキフェンスはオプションです)
床材のバリエーションが多く、中でも木目床板は一考の価値ありです。
ブロックフェンスと同じシリーズでデッキフェンスのデザインを揃えることもできるので庭全体のトータルコーディネートも可能になります。
標準工事費コミコミ価格 75,473円~(税込)
STEP2 人工木を作っているのはどんなメーカー?
STEP2 人工木を作っているのはどんなメーカー?
日本のアルミサッシの3大メーカーが製造しています。
この3メーカーは人工木デッキにかなり力を入れています。
もちろんこれ以外に四国化成やタカショーなどの上場企業のメーカーもありますがあまり力が入っていないので除外(サードパーティー的な中国製品もありますが、品質上何とも言えないので今回は除外します)
アルミサッシ業界第2位でエクステリアに今最も力を入れているメーカーです。
ファスナーで有名な会社です。
アルミサッシ業界で第3位の富山に本社を置くアルミ製造メーカーです。
以前は三協アルミと立山アルミでしたが、この富山の2台メーカーが合併して三協アルミとなりました。
吸収を続ける住宅総合メーカーのリクシルです。サッシなら業界1位です。
トステムが作る簡易デッキ レストステージとTOEXが作る樹ら楽ステージがあります。
両者の違いは、簡易版と通常版と思っていただければ問題ありません。
STEP3 3大メーカーの人工木デッキの特徴は?
STEP3 3大メーカーの人工木デッキの特徴は?
ベーシックな部分では3大メーカーは同じです。(人工木のデッキとアルミの柱 これが基本です)
YKKAP人工木デッキ
デッキ材の幅が200㎜仕様です。非常に幅広モデルでデザイン性にすぐれています。
唯一自社工場で製造し、材料も他社と違い非常に安全なポリプロピレンを使用しています。
三協やリクシルはどうしても外注に床材を製造依頼をする為このポリプロピレンが使用できませんね。
またYKKapのリウッドだけが床材が両面仕様となっています。通常はコストを落とすために片面に木目調の仕様をするのですが、さすが老舗人工木デッキメーカーです。
唯一両面仕様です。
リクシルのデッキ
カラーが5種類あるところですね。
ご自宅がリクシル製品が多いならこちらも一考されることをお勧めします。
どうしても床材が外注の為に割高な印象があります。
三協アルミのデッキ
特に特徴の無いベーシックな人工木デッキです。
ウッドデッキ(人工木 デッキ)のメンテナンスについて
基本的にメンテナンスフリーです。ただし場所によっては黒カビ(小さな点)が発生する場合があります。
特に色薄いモデルは目立つようです。その際は、カビキラーなどとデッキブラシで洗ってあげてください。
ウッドデッキ(人工木 デッキ)腐食
板自体は、樹脂と木粉の為かなり持ちます。
発売されてから、10年くらいたちますが、腐ったとは聞いた事がありません。
天然木で一番腐って問題となる柱は人工木デッキの場合は、アルミ製の為腐ることが無いので安心できますね。
ウッドデッキ(人工木 デッキ)掃除
汚れた場合は、雑巾で拭いてあげてください。
色の薄いモデルはこまめにする必要がある場合がありますが濃いモデルだと全く気にならないと思います。
【おすすめウッドデッキ 3】
TOEX 樹ら楽ステージ
LIXIL 樹ら楽ステージ(ステップデッキ、デッキフェンス、多段幕板はオプションです)
人工木というと表面が熱くなりやすいと言われがちですが、この樹ら楽ステージはそんなお悩みを解消してくれます。
また、毎年のように必要な塗装の手間もいらないメンテナンスフリーなので面倒くさがりの方にはとてもおすすめです。
標準工事費コミコミ価格 84,301円~(税込)
STEP4 ウッドデッキのサイズについて
STEP4 ウッドデッキのサイズについて
1 ウッドデッキ(人工木)の大きさ
ウッドデッキの最小の大きさはメーカーにもよりますが通常1.8m×0.9mですね。
小さくするにはカットすればいいのでもっと小さいものでも作ることは可能です。
それよりウッドデッキを小さくされるなら濡れ縁を買われた方がいいかもしれませんね。
大きさはどれだけでも大きくできます。ただしメーカーの特徴になりますが・・・。
メーカー規格では、9m×4.5mくらいウッドデッキの最大の大きさとなります。
2 ウッドデッキ(人工木)の高さ(柱の高さ)
柱の長さは制限があります。アルミ製なのであまり高くはできません。
高いものでも1m位が最大となります。低くした場合でも最低17センチくらいは必要です。骨や化粧板の厚みがありますので。
STEP5 ウッドデッキ(人工木デッキ)の価格の各メーカーの違いはどうなんだろう?
STEP5 ウッドデッキ(人工木デッキ)の価格の各メーカーの違いはどうなんだろう?
ここでは各メーカーの価格比較をしてみたいと思います。
一番売れるサイズの2間(3600㎜)×6尺(1800㎜)を例にとります。
価格は変動します(間口=幅ですね)
1位 YKKap リウッドデッキ200
約間口3.6m×奥行1.8m
YKKAP リウッドデッキ200
161,662円(税込) (標準工事代込) ※デッキフェンス、ステップは別途オプションです。
2位 三協アルミ ひとと木2
約間口3.6m×奥行1.8m
三協アルミ ひとと木2
207,240円(税込)(標準工事代込) ※デッキフェンス、ステップは別途オプションです。
3位 リクシル(TOEX) 樹ら楽ステージ
約間口3.6m×奥行1.8m
TOEX 樹ら楽ステージ
207,879円(税込)(標準工事代込) ※デッキフェンス、多段幕板は別途オプションです。
番外 リクシル(トステム) レストステージ
約間口3.6m×奥行1.8m
床板キャップ仕様の為意匠性が全く違うので今回は番外とさせていただきます。
TOSTEM レストステージ
187,401円(税込) (標準工事代込) ※デッキフェンス、ステップは別途オプションです。
キャップ仕様とは 写真の様に周囲を囲う板が無いので濡れ縁の様になってしまいます。
定価はどれも正直変わりません。
ただしキロではYKKAPの商品をかなりの量を仕入れている為、直接取引が可能で仕入価格をお見積りに反映出来る分、圧倒的にYKKAP リウッドデッキ200が安くなります。
STEP6 実際どのメーカーのどの商品が売れているの?
STEP6 実際どのメーカーのどの商品が売れているの?
キロでは圧倒的にYKKAPのリウッドデッキ200が売れています。
理由は、やはりコストパフォーマンスの高さです。当店では80%の方がYKKAPのリウッドデッキ200をご購入されていました。
STEP7 注文したい場合はどうすればいいの?
STEP7 注文したい場合はどうすればいいの?
必ず現地調査が必要で、正式なお見積りを作成いたします。
1分シミュレーションを最後まで終わっていただければ、現場調査依頼のフォームが出ます。
そちらに入力していただければOKです。キロよりご連絡差し上げます。
もちろん無料見積となります。
STEP8 キロ現場調査依頼・見積依頼をしたいけど 実績はあるの?
STEP8 キロ現場調査依頼・見積依頼をしたいけど 実績はあるの?
下のバナーから入っていただければ、日本全国でのキロ工事実績がお客様の声と共にありますので一度覗いてみてください。
たくさんの施工事例とお客様の声を載せています。
現地調査には30分ほど頂きます。その際には必ずお客様にも同席していただきますのでご了承ください。
早く見積を終わらせるためには、ウッドデッキを施工する場所に何も置かない事と、デッキのメーカーやサイズ、色などをあらかじめ決めていただければ早く終わらせることができますよ。