ウッドデッキに洗濯物を干すメリット・デメリットを徹底解説
日当たりと風通しのよいウッドデッキに洗濯物を干すと、短時間で洗濯物を乾かせます。一方、洗濯物を雨に濡らさなくてもすむように、屋根をつける必要もあります。
今回はウッドデッキに洗濯物を干すメリットとデメリット、そして洗濯のことを考えたウッドデッキ選びのポイントについてご紹介しましょう。
ウッドデッキに洗濯物を干す3つのメリット
ウッドデッキに洗濯物を干す3つのメリット
ウッドデッキに洗濯物を干すメリットを3つご紹介します。
1. 日当たりと風通しがよいため短時間で洗濯物が乾く
ウッドデッキは家の外にあるため、日当たりと風通しは十分です。
天気のよい日であれば、リビングの掃き出し窓を開け放って室内に空気を取り込みつつ、洗濯物を短時間で乾かせるでしょう。
2. 屋根があれば雨を気にせず洗濯物を干せる
ウッドデッキに屋根をつけていれば、急な雨でも洗濯物が濡れてしまう心配がありません。
雨で濡れてしまい洗濯物のやり直しといったことがなくなります。
3. 洗濯物を干すのも取り込むのも楽
ウッドデッキは、多くの場合1階部分に作ります。
また、洗濯機も同じく1階の洗面所などに置くことが多いため、ウッドデッキを洗濯物用のスペースとして活用すると干すのが楽です。
ウッドデッキに洗濯物を干す3つのデメリット
ウッドデッキに洗濯物を干す3つのデメリット
ウッドデッキに洗濯物を干すデメリットは、
*屋根の設置にお金がかかる
*リビングの日当たりが少し悪くなる
*1階部分に干す場合オープンになりやすい
ことです。
雨の日も洗濯物を干すためには屋根の設置が必要ですが、ウッドデッキの屋根があると屋内は日陰になってしまいます。同時に洗濯物だけはなく、植物をおいてガーデニングを楽しんでいる場合にも屋根設置の検討材料となります。
もし屋根を付ける際は植物も日の当たる場所に移動させるようにしましょう。 またウッドデッキに屋根を設置する際は、どうしてもお金がかかってしまいます。一口にウッドデッキの屋根といっても種類があり、
*フラット型(F型)
*アール型(R型)
*遮熱仕様
*耐積雪仕様
*壁付けタイプ
*独立タイプ
の6タイプに分かれています。相場は業者や設置する屋根の種類、使用する材料によって異なるため実際に現場を見てもらい、見積もりを立ててもらわないと正確な金額を出すことができません。
1階部分のウッドデッキに洗濯物を干す場合、庭の構造やフェンスの有無などにもよりますが路面から見えやすい場所になるかもしれないので注意が必要です。
洗濯物を干すためのウッドデッキの設置ポイント
洗濯物を干すためのウッドデッキの設置ポイント
洗濯物を干せるウッドデッキの設置を考えている場合は、水や湿気に強い材質の商品を選びましょう。
ウッドデッキに使用される材木は大きく分けて「樹脂・人工木製」と「天然木」の2つに分かれます。それぞれの特徴とメリットは以下の通りです。
樹脂・人工木製 | 天然木 | |
---|---|---|
メリット | ・天然木と比べて耐久性が高く経年劣化がしにくい ・経年による変色や体色も起こしにくい ・シロアリ被害へのリスクが少ないため安心 ・品質・生産量が安定している ・プラスチック系の樹脂材やリサイクル材木などを加工し使用しているため、環境にも優しい ・メンテナンスが簡単、もしくは不要なものもある ・色のカスタマイズが可能 |
・樹脂製と比べて、木の風合いを感じることができる ・熱を吸収しにくいため、表面が熱くなりにくい ・ソフトウッドを使用する場合、加工性質が良くかつ比較的安価である ・ハードウッドの場合メンテナンスが不要なものが多い ・DIYでも作成可能 |
デメリット | ・熱を吸収・保持しやすい ・DIYで塗装はほぼ不可能 ・耐水性があるため木の表面に水が残りやすい ・天然木と比べて施工方法が複雑である ・製品自体の価格が高い場合が多い ・天然木と比べて味気がないためウッドデッキ本来の見栄えという面では劣ってしまう |
・樹脂製と比べ、耐久性の面で劣ってしまう ・ハードウッドは年々入手が困難になってきている ・入手困難であるため価格もそれなりに高い ・腐食や害虫による被害は樹脂製と比べると多い |
洗濯物を干すためにウッドデッキを活用するのであれば、基本的には樹脂製か人工木製の商品をオススメしますが、傷に対する強さや耐候性の高さ、質感を考えると人工木製のウッドデッキがオススメです。
また上の表では樹脂製は価格が高いと述べましたが、近年、物によっては樹脂製木材の大量生産、販売により生産コストが低下している傾向にあるため、樹脂・人工木製が安くなっていることも多くあります。
つまり、経済的にも樹脂製はおすすめです。
洗濯物を干しやすいウッドデッキを選びましょう
洗濯物を干しやすいウッドデッキを選びましょう
ウッドデッキの魅力は、食事やお茶を楽しむことだけではありません。
屋根をつけたり水に強い木材を選んだりすれば、使い勝手のよい洗濯物干し用のスペースとしても使えます。
一口にウッドデッキといってもいろいろな種類があるので洗濯物を干すために活用したいのであれば、メリットやデメリット、屋根や材質なども考慮して導入しましょう。