ウッドデッキの柱は固定式より調整式のほうがいいのですか?
みなさん、こんにちは。
ネットショップキロ ウッドデッキ工事専門店の山内です。
今回は、人工木ウッドデッキの柱(束柱:つかばしら)についてのお話です。
人工木のデッキはYKKAP リウッドデッキ200、LIXIL 樹ら楽(きらら)ステージ、LIXIL レストステージ、三協アルミ ひとと木2、など主要アルミメーカーさんから発売されていますが、どのメーカーのものも固定式と調整式の束柱があります。
この固定式と調整式では何が違って、どちらがいいのでしょうか?
お客様からのお問い合わせも多いので簡単に説明いたします。
固定式
固定式
固定式の束柱は、その名のごとく高さが固定されているものです。
とはいっても現場によって高さはバラバラなので、職人さんがその場で高さを合わせるようにカットして調整します。
ウッドデッキに使われる柱の数はサイズによりますが、例えば2間×6尺(横幅 約3.6m、奥行 約1.8m)のものだと12本使用しますので12回カットすることになります。
ただ、12本すべてをバラバラにカットして調整するのは不可能に近いので、柱の下に据え付ける基礎石(束石:つかいし)を水平になるように調整します。
束石や束柱の高さの水平がしっかり出ていないと、デッキ上に傾斜が出てしまうので取り付けがうまくいかなかったり、水たまりができたりしてしまいます。
こうした構造上、初めからコンクリート打ちしてる場所やタイルが貼ってあるような場所には不向きです。
なぜなら、土間コンクリートやタイル張りなどは雨水が家側に溜まらないように必ず傾斜が付いています。
傾斜に合わせて柱をカットするのはかなり至難の業なんです。
調整式
調整式
調整式の束柱は、カットしなくても高さを調整することができるので職人さんも楽ですし、水平も出しやすいので失敗することもありません。
だからと言って、束石の水平を出さないということはありません。
しっかり水平を出してその後の調整をカットではなくて柱で行うということです。
このタイプなら土間コンクリートやタイル張りがしてあったとしても傾斜に合わせて高さを調整すればいいので、比較的簡単に施工できます。
ただ、調整式の良いところはこれだけではありません。
もう1つのメリット
もう1つのメリット
ウッドデッキを設置されるお客様の中にはご新築してすぐというお客様も多くいらっしゃいます。
ご新築の場合、完成前に庭に砂を入れてきれいに仕上げます。
庭の砂は2年ぐらいかけて少しずつ締まっていきます。
雨降って地固まるというやつです。砂は締まることによって地盤沈下を起こします。
庭を囲うブロック積や建物の基礎を見ると跡が残っているので分かりやすいです。
地盤沈下を起こすと、ウッドデッキの束石に影響が出ることがあります。
束石が沈めばデッキ自体も傾斜ができてしまったり、ギシギシ音がしたりします。
その場合に調整式の柱であれば、沈んだ部分だけ束石を設置し直して柱の調整も簡単にできます。
固定式の場合はこれが難しいのです。
御見積上では少しだけ調整式のほうが高いかも知れませんが、上記のことも少しご参考にしていただけたらと思います。
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