カーポートの風雪被害と対策
カーポートの風雪被害とは
カーポートの風雪被害とは
施工が比較的簡単で、雨風をしのげるカーポート。
雨の日も濡れずに車の乗り降りができ、飛来物や紫外線からも大切な愛車を守ってくれます。
その一方で、地域の気候によっては、注意しなければいけない点があるのも事実です。
特に雪が多く降る地域では、カーポートの屋根が雪の重みで壊れる可能性があります。
片柱側タイプのカーポートは通常、20㎝~30㎝の積雪まで耐えるとされていますが、支持柱を設置していない場合、壊れる事例が起きているようです。
また、カーポートに一番多い3本柱で片持ちタイプだと、台風や竜巻、突風の通過によって、屋根材が破損してしまう心配も。
素材がアルミ製の場合、耐風強度が毎秒30メートル~46メートルと言われています。
大型台風は毎秒30メートル~50メートルまで風力があるので、壊れる可能性は否定できません。
ただし、住宅が密集して建っている場所ではビルなどに阻まれて、風が弱まることも多いので、被害は少ないと考えてよいでしょう。
カーポートの風雪対策とは
カーポートの風雪対策とは
雪が20㎝以上積もったら、カーポートの屋根の雪下ろしが必要になります。
積雪地域にカーポートを設置する場合、片側3本、両側6本柱のタイプがあり、150㎝の積雪まで耐えることが可能なので、このような耐性のあるカーポートを検討するのもひとつの手です。
強風に関しても、片側柱や後部柱に比較すると両側柱は横風に強いとされているので、サポート用の柱を立てるなどして対策することをおすすめします。
防雪ネットもおすすめ
防雪ネットもおすすめ
積雪地域もそうでない地域も、冬は雪の吹き込みにお悩みではないでしょうか。
朝の出勤やお出かけの際、ただでさえ時間がないのに車の雪落しに手間取ってしまいますよね。
そんなシーンに役立つアイテムが、防雪ネットです。雪よけネットとも呼ばれており、カーポートなどに雪が吹き込むのを防ぎ、凍結や積雪、突風による地吹雪を最小限に抑える働きがあります。
一般住宅だけでなく、ビルの外部階段や立体駐車場といった建物にも多く使われているのも大きな特徴と言えるでしょう。防雪ネットのタイプは大きく3種類に分かれます。
・固定タイプ
・カーテンタイプ
・ロールカーテンタイプ
このほかにサイズやカラーバリエーションが豊富にありますが、どのタイプも設置が簡単で、使わない時期はコンパクトにまとめて収納可能です。
また、カーテンタイプはレールで絞ったり、巻き上げたりできるので、サイドからの通路を確保しやすいですよ。
最近では高機能に優れた商品が各メーカーから販売されており、豪雪地帯向きの耐久性に特化したタイプ、軽量タイプ、希望のサイズに加工できるオーダーメイドタイプなど、種類豊富です。
カーポートの対策をしっかりとし、冬の負担からカーポートを守って、長持ちさせてください。
※本ブログ内の価格は2019年9月30日まで有効です。