カーポートソーラ―パネル設置のポイントは?
最近ではカーポートにソーラーパネルを設置する方が増えているのをご存知ですか?
カーポートへの設置は住居の屋根や壁よりも取り付けが簡単。
しかも屋根の面積が意外と広いので、場合によっては発電の効率のアップも期待できます。
ソーラーパネルをカーポートに設置するポイントや注意点などを知っておきましょう。
ソーラーパネル設置のメリット
ソーラーパネル設置のメリット
一般家庭でソーラーパネルを取り付ける場所としては、住居の屋根や壁を選ぶことが多いです。
しかし、パネル自体にとても存在感があるので、住宅の美観が損なわれてしまうと心配する方もいるでしょう。
では、ソーラーパネルをカーポートに設置した場合、どのようなメリットがあるでしょうか。
カーポートに設置すれば外観の調和も保たれますし、あまり目立つこともありません。
また、住宅の屋根は様々な形状があり、屋根の形によって、ソーラーパネルが設置できないことも。
そんな時にカーポートがあれば、簡単に取り付けが可能なのです。
また、カーポートにソーラーパネルを設置する最大のメリットとして考えられるのが、住宅の屋根の追加分として利用することです。
この2カ所を合算することで、たくさんの発電量を確保できます。
発電量が増えれば、それに伴う売電による収入額も増加し、全量買取制度を活用できるようになるかもしれません。
全量買取制度は余った電力を売る以外に発電した電力をすべて売ることが可能なので、売電収入もアップします。
ソーラーパネル設置で注意したいこと
ソーラーパネル設置で注意したいこと
ソーラーパネルをカーポートに設置することでいろいろなメリットが考えられる一方、幾つか注意しなければいけないこともあります。
まず、カーポートの屋根は住宅の屋根の位置よりも低くなってしまいがちなので、環境によっては屋根への設置よりも発電量が落ち込んでしまうこともあります。
カーポートが住宅の影に完全に入ってしまう、または近隣住宅や路上の看板等が遮蔽物となって、日光を遮る場合も同様です。
このようなケースを避けるため、カーポートを設置する前に近隣の建物の方角や位置関係を、必ず調べて確認しておきましょう。
特に日差しが強くなる午前10時から午後3時頃までの時間帯の影の位置を、把握しておくことをおすすめします。
そして、ソーラーパネルは非常に重量が大きく、カーポートへの後付け設置が大変です。
元々、カーポートは車の雨風対策として設計されており、耐久性もあまり強くありません。
ソーラーパネルの重みで崩壊してしまう可能性もあるので、最初に専門家などに相談して、設置可能かどうか判断してもらうとよいでしょう。
発電量と費用はどのくらいかかる?
発電量と費用はどのくらいかかる?
ソーラーパネルをカーポートに設置した場合、想定される発電量と実際にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
カーポートの大きさは、1台分のスペースでは元を取るのが難しくなってしまいます。できれば2台分の駐車スペースがあると理想的です。
住宅用太陽光の発電は平均4kwで、対してカーポートは2台分のスペースで約4.5kwほどの発電量が見込めると言われています。
こうして比べてみると屋根への設置による発電量と同等か、やや多めの発電量を得られるでしょう。
気になるカーポートへのソーラーパネルの取り付け費用ですが、既製品を使うことで、ある程度はコストダウンできます。
特注品になると別途費用が掛かってくるので、高額になってしまわないよう注意が必要です。
カーポートをお持ちの方は空いたスペースを活用して、ソーラーパネルで上手く活用してみてはいかがでしょうか。