カーポートのメリット、デメリットを考える
あってよかった!カーポートの利点
あってよかった!カーポートの利点
ここ最近、カーポートを設置するご家庭が増えています。
カーポートとはその名の通り、車の屋根のこと。ガレージと同じ用途で建てますが、外壁がなく、屋根と柱だけなのが大きな特徴です。
カーポートは基本的に車に関するシーンで使うのを目的として設置しますが、他にもこのようなメリットが挙げられます。
・玄関に近い程、雨や雪の日に濡れずに乗り降りできる。
・日よけ対策になり、車内の温度上昇を防ぐ。
・鳥の糞など空からの落下物から車を守る。
・直射日光によるボディの色褪せ対策に。
・冬場は車に霜が付かない。
カーポートの屋根は紫外線カット効果があり、更に熱線遮断加工されているものを選べば、直射日光による車内の暑さを軽減できます。
熱による車内インテリアの劣化や故障も防げるのでまさに一石二鳥ですね。また、冬に雪が多い地域では霜に加えて、車への積雪対策にも役立ちます。
意外な落とし穴が?カーポートの注意点
意外な落とし穴が?カーポートの注意点
利点ばかりのように思えるカーポートも、設置場所を間違えてしまうと、後から後悔してしまうこともあるのです。
カーポートを建てた時に生ずるかも知れないデメリットについて知っておきましょう。
・屋根を支える柱が邪魔になる。
・カーポートの圧迫感がある。
・窓からの景観が損なわれる
・台風などの悪天候時に屋根が飛んでしまう可能性がある。
カーポートは屋根を支える柱が必要です。
駐車場のスペースが狭いと通行しづらい、または大きい車の場合だと柱が邪魔になって、出し入れが困難になってしまうこともあり得ます。
同様に、スペースがなく、敷地内のぎりぎりに建てて、家と近すぎるので圧迫感があったり、カーポートの屋根で窓からの見晴らしがよくなかったりするので、設置するスペースや場所は事前に図っておくのが無難です。
カーポートの多くは耐風圧強度の設定がされているので、ほとんどの場合は心配ありません。
しかし、台風や突風などの災害時では、カーポート本体が倒壊しないように屋根材が外れるように設計されています。
そのため、台風が来るたびに屋根が飛ぶことはありませんが、異常気象が起きた時などは注意した方がよいでしょう。
まとめ
まとめ
カーポートは用途や条件によって差はありますが、設置においてメリットもデメリットがあります。
しかし、柱を奥に設計するタイプを選んで、スペースにゆとりを持たせたり、家の窓にカーポートの屋根がかからないよう、高さを計算したりと、事前に対策することである程度デメリットを軽減することが可能です。
カーポートの設置は費用と手間が軽いものではありません。
設置前にしっかりと計画してから設置するようことをおすすめします。