サンルームで結露させない4つの裏ワザ
一般住宅でサンルームを設置する目的と言えば、洗濯物干しでしょう。
ただし、サンルームと言っても一般住宅で取り付けられるのはテラス囲いと言われる簡易的なものがほとんどです。
テラス囲いは従来のサンルームと違い、気密性や水密性は低いものの安価で工期も短いのがメリットです。また、ガーデンルームとしてテレビCMなどでも流されることが多くなって知名度が高くなったのもテラス囲いが広がった理由の一つでしょう。
しかし、テラス囲いは気密性が低いこともあり、天候や外気の温度に影響を受けて結露や湿気対策が必要になる場合があります。
そこでテラス囲い内で効率よく洗濯物を干す裏ワザは以下の4つです。
換気する
除湿器を使う
除湿防止シートまたはスプレー
新聞紙でお手入れ
それでは一つずつ解説いたします。
換気
換気
そもそも結露はどのようにして発生するのでしょうか。
簡単に説明しますと、結露は外気と内気の温度差が大きいほど発生しやすくなります。冬場、部屋の中の空気は暖房で暖かくなって、湿度も高くなっています。暖かくなった空気が外気で冷たくなっているガラスや窓枠に触れると空気の温度が一気に低くなるだけでなく湿度も下がります。しかし空気中の湿度(水蒸気)は逃げ場がないので結露(水滴)としてガラスや窓枠に付いてしまうのです。
ということは、外気と内気の温度差が小さくなれば結露は発生せず、洗濯物が窓に触れても濡れてしまう心配はありません。
とはいっても換気するのは昼間だけにしてください。真冬の夜にサンルームの窓を開けたまま物干ししても、逆に乾きかけた洗濯物が湿ってしまったり、防犯上もよくありません。
除湿機
除湿機
では、夜間でも洗濯物を乾きやすくするにはどうしたらよいでしょうか。
結露を出さないようにするには温度差を小さくすること以外には湿度を下げる方法があります。
湿度を下げるには除湿機を使いましょう。除湿機を使えば、夜間だけでなく、留守中にサンルームの窓を締めて出かけても洗濯物の乾きが早くなります。
ただし、除湿機は大きめのものを使って、お手入れをしっかりしてください。除湿機のお手入れをしないと除湿機のフィルターなどにカビが発生して、洗濯物に付着してしまうかもしれません。
道具に頼る
道具に頼る
この際、ガラスに結露が付かないようにするための結露防止シートやスプレーを利用するのもいいでしょう。
ホームセンターに行けば季節商品コーナーにたくさん陳列されています。
ネットでも安く手に入れることができます。
お金はかかってしまいますが、そんなに高くつくことはありませんので試してみる価値は十分あります。
普段のお手入れでケアする
普段のお手入れでケアする
また、普段のお手入れということであれば、新聞紙で窓を拭くという裏技もあります。新聞紙のインクに含まれた油分が結露の水滴をはじきます。
さらには、食器用洗剤を水で薄めたもので窓を拭いてしっかり乾拭きすると、結露が付きにくくなります。
いかがでしたか?
サンルームだけでなく、お部屋の窓にも使えますので、是非お試しください。