今あるウッドデッキの上にサンルームを設置できますか?
今あるウッドデッキの上にテラス囲い・サンルームを取り付けたいというお客様のお問い合わせがありましたので、その件について話していきます。
既存デッキの上にサンルームは設置できるのか?
既存デッキの上にサンルームは設置できるのか?
お問い合わせをいただいたお客様のお住いは静岡県沼津市。
伊豆半島の西側、付け根のあたりに位置する空気がきれいで温暖でとても過ごしやすい気候です。
伊豆市・伊豆の国市・富士市・長泉町などに囲まれてすぐ近くに熱海市や伊東市があるという観光地にほど近い街です。
私も仕事でたびたび訪れるのですが、駅を降りた瞬間にウキウキしてしまいます。
お客様のお宅には、担当施工スタッフのYさんと一緒に行きました。
Yさんは1年くらい前からのお付き合いなのですが、伊豆半島一帯と富士市・富士宮市・御殿場市・裾野市・三島市なども担当していただいていまして、とても几帳面な方で施工に関しても細かい部分まできっちり仕事をこなす頼りがいのある方なのです。
しかも私どもに送っていただく報告書も手書きではなくてPCで作成して下さって、写真に図を書き込んでいただいたりして本社スタッフからも信頼の厚い施工スタッフさんです。
無料現地調査にて
そんなYさんとともにお客様のお宅に向かうことになりました。
現地調査依頼書には、“YKKAP サンフィールⅢ 木調ガーデンルームタイプ リウッドデッキ納まり 2間×6尺”とありました。
※2023年6月現在、サンフィールⅢは「ソラリア テラス囲い」にモデルチェンジしました。
サンフィールⅢ 木調ガーデンルームタイプというのは最近お問い合わせが急激に増えてきている商品で、木目調の枠が高級感を醸し出しています。
しかもリウッドデッキ納まりというのは同じくYKKAPさんの木樹脂デッキで、ネットショップキロのウッドデッキ専門店では断トツの一番人気デッキの上にサンフィールⅢを乗せるというものです。
窓の種類は降りたたたみ戸がご希望ということでなので、洗濯物の物干しスペースというよりもお庭のくつろぎ空間のような感じでお使いになられたいのかなというところです。
画像はサイズは違いますがこんな感じの仕上がりになります。
かっこいいですねぇ。私の自宅の庭がもう少し広くてもう少しお金を持っていたらこんなガーデンルームが欲しいです。
お客様は、TOEXのZIMA(ジーマ)という商品と迷われたそうですが、当店のホームページをご覧になってサンフィールⅢを気に入っていただきまして、現地調査をすることになりました。
既設のウッドデッキ
お客様のお庭には既に大きなウッドデッキがありました。天然木で作られた、大きさとしては3間×9尺(横幅5.4m×奥行2.7m)位の立派なウッドデッキです。
これを解体するのは勿体ないなと思っていたのですが、お客様のご希望はこのウッドデッキの上にサンフィールⅢを乗せたいということでした。
テラス囲い(サンルーム)というのはそれなりに重量がある商品なので、簡単にウッドデッキの上に乗せられるわけではありません。
リウッドデッキ納まりというものも、ウッドデッキの上にサンルームが乗っているだけのように見えますが、実際はサンルームの柱は地面に埋め込んで固定させます。
そこにウッドデッキを取り付けていくので、単純に乗せているだけではないのです。
一部、ウッドデッキの上にのせているものもありますが、それに耐えられるだけの補強がしてありますので既存のウッドデッキでは重量に耐えられないかも知れません。
YKKAPさんも初めから自社の製品同士を取り付ける設計になっていますので、初めからあるウッドデッキにテラス囲いを取り付けるというのは不可能です。
もし仮に、初めからあるウッドデッキがYKKAPリウッドデッキ200だったとしたら、施工はできる可能性があります。リウッドデッキ200を解体してからサンフィールⅢを組み立てて、リウッドデッキを再度施工していきます。
解体したリウッドデッキはキャップ等一部交換しなければいけない部材もありますので、それに関しては発注し直しです。
また、テラス囲いの柱が来る場所はデッキ材に切欠き加工を施さなければいけないので、その場合には土台となる部分に補強も必要となります。
それだけリウッドデッキ納まりというのは工事が大変なんです。(施工に関しては施工スタッフさんにお任せすれば問題ないんですけどね)
結果
先述のことをお客様に説明したところ、ウッドデッキも傷んできているのでご自分で解体処分されることになりました。
もしできるなら残してやれれば費用が安く済むとお考えだったようです。
新しく設置するリウッドデッキ200に関しても腐食しないし長持ちするということでかなり気に入っていただいたので、現地調査依頼通りの御見積書を作成することになりました。
テラス囲いについての説明をさせていただいている間にお客様から伺ったのですが、実はお孫さんが生まれるそうで、ご実家にいつも遊びに来てもらえるような空間が欲しいということで、今回のご依頼になったそうです。
ご予算が合えば、しっかり施工させていただいてお客様とお孫さんに楽しく遊んでいただける素敵な空間にしようと心に刻んだのでした。
キロではの自動見積システムでは残念ながら概算が出せませんが、無料現地調査のご依頼をしていただければ一部地域を除いて正式見積り後に施工することができます。
もちろん、お見積りを見ていただいてからのキャンセルでもお金は一切かかりません。
まずはお気軽にお問い合わせください。