狭小地でもOK!テラス屋根で作れるカーポート
狭小地でカーポートは無理?
狭小地でカーポートは無理?
一般的なカーポートは側面に柱のある片流れタイプや4本柱タイプが主流です。
もし、狭小地や駐車スペースに窓やドアが面していると、建てるのが困難になってしまいます。
側面に柱のない後方支持タイプのカーポートなら、ある程度のスペースがある駐車場なら取り付けも可能です。
しかし、あまりに土地が狭い、または車を所有していない場合はカーポート自体の設置を躊躇しがちですよね。
こういう時はちょっと意外な「代用品」で問題を解決しましょう。
テラス屋根を代用する方法
テラス屋根を代用する方法
その「代用品」とはテラス屋根のことです。
ウッドデッキやテラスに取り付ける目的で用いられるテラス屋根。
カーポートに比べて、柱や梁が細く設計されているため、玄関前に設置してもあまり圧迫感がありません。
また、住宅の壁に接するように設置も可能なので、狭小地のスペースに屋根付きの自転車置き場をつくることができます。
玄関前に取り付ければ、玄関ポーチ、カーポート、サイクルポートが一体化した施工で、見た目もすっきりとし、雨の日も玄関先で濡れることなく移動可能です。
より、省スペースを活用したいなら、柱なしタイプのテラス屋根がおすすめ。柱がない分、空間に余裕ができるので、いろいろな作業ができますよ。
住まいに合わせたアレンジ例
住まいに合わせたアレンジ例
テラス屋根で代用できるカーポートですが、家庭ごとの間取りやライフスタイルによって、使い方が違ってくるのではないでしょうか。
・隣家との間を自転車置き場にする
住宅と住宅の隙間が狭い場合、独立型のカーポートよりも省スペースに設置できるテラス屋根が適しています。
自転車置き場としてはもちろん、物干し場をオプションで付ければ、洗濯物干し場としても便利です。
・玄関アプローチの雨よけに
大きめのテラスで玄関前を覆う方法です。
カーポート、サイクルポート兼テラスとして、天候に関わらず屋外作業ができます。
・既存の屋根にテラス屋根を設置する
屋根付きの玄関がある住宅なら、屋根を延長するような形でテラスを設置するのもひとつの手です。
玄関前が自転車置き場として使え、見た目にも違和感がありません。
屋根付きテラスは日よけや雨よけとして十分機能しますが、大雨や強風、積雪などが予想される場合は破損、倒壊することも考えられるので注意しましょう。
また、長持ちさせるために屋根に積もったほこりや落ち葉などを取り除くなどして、定期的なメンテナンスも必要です。
テラス屋根を上手に取り入れて、サイクルポート兼便利な屋外スペースとして有効活用してくださいね。