プロが教える!後悔しないカーポートの選び方
カーポートは大切な愛車を雨・風から守ってくれる、マイカーをお持ちの方には必須アイテムといってもいいでしょう。
新品で納車した愛車、できるならば新品同様の状態で、出来る限り長く長く乗っていきたいものですよね。
私も最近車の納車したばかりなので、その気持ちは痛い程すごくわかります。
カーポートがあるだけで、雨風から愛車を守ってくれるので、コーティングが長持ちし、洗車の回数も確実に減ります。
また、紫外線からも守ってくれるため、塗装も日焼けすることなく、鮮やかな色を保ってくれます!
紫外線が人の肌に悪いというのは皆さんよくわかっていることかと思います。
常に意識して日焼け止めなど塗ったりしていますよね。
実は車にとっても同じことなんですよ!
野ざらしのなか、毎日紫外線をたっぷりと浴びている車と、カーポートのなか、紫外線を遮断している車を見比べてみるとその差は一目瞭然なんです。
カーポートは車に乗っている人にとって必要不可欠と言っても過言ではありません!
そんなカーポートを購入予定のみなさん。
カーポートは何回も買うものではないため、ご購入される方は初めてのカーポート選びとなるケースがほとんどです。
10万円台から100万円を下らないカーポートも存在します。
しかも、一度施工をしてしまうと、撤去するにもかなり一苦労。
せっかく購入するならば、後悔はしたくありません。
とはいえ多くのメーカーが販売していますし、カーポートと一口に言っても、商品によってカラー・サイズ・デザイン等大きく異なります。
その中から適した商品を選ぶことは非常に困難です。
そんなこれからカーポートを検討し始める!というあなたにぴったりのカーポートが選べるよう、キロがカーポートの選び方をご説明します。
この記事は以下の方に向けた情報となっております。
・カーポートの購入を検討されている方
・カーポート選びで悩まれている方
・カーポートの購入で後悔したくない方
・我が家に合ったカーポートを探したい方
カーポートを設置するメリットを知りましょう
カーポートを設置するメリットを知りましょう
まずはカーポートを設置することによってどんなメリットがあるのかを知ることが大切です。
メリットを知ることでカーポートを建てる目的をしっかりと定めることから始めましょう。
・雨から守る
カーポートを設置すると、当然雨風から車を守ってくれます。
そのため、ワックスや洗車等お手入れの手間が省くことができ、愛車のピカピカの状態を維持してくれます。
・雪から守る
雪や霜の影響が減ることにより、朝の貴重な時間の霜取りや雪下ろしの手間を省略することができます。
・紫外線から守る
カーポートの屋根材であるポリカーボネート板やセッパン屋根材は紫外線をほぼ100%カットします。
そのため車にとって有害な紫外線をカットすることにより、塗装の劣化を防ぐことができます。
・雨のときでも乗り降りが楽
車からの乗り降りの際でも雨に濡れることがないので、荷物が多いときでも安心して乗り降りすることが可能になります。
・車内温度の上昇を防ぐ
夏の強い直射日光から車を守ってくれるので、車内温度の上昇を防ぎます。燃費向上にもつながります。
カーポートを選ぶ前に確認するべき3つのポイント
カーポートを選ぶ前に確認しておくべきことは以下の3つです。
・お持ちの車のサイズを確認する
・カーポートに停める車の台数を確認する
・敷地を確認する
お持ちの車のサイズを確認する
まずはお持ちの車のサイズを確認してください。
これがカーポート選びの第一歩となります。
車種により車のサイズは大きく異なるため、上記の図を参考頂きつつ、お持ちの車のサイズを確認することを推奨します。
カーポートに停める車の台数を確認する
カーポートは大きく分けて、1台用・1.5台用・2台用・3台用・4台用の計5種類のサイズバリエーションがございます。
お持ちの車の台数によって選び方が異なるため、カーポートに停める車の台数を事前に決めることを推奨します。
ここで注意するべきことは、現在の車の台数だけではなく、将来の所有予定の台数も考えなければならないということです。
カーポートを長くお使い頂く中で、生活環境は多少なりとも変動していくものです。
将来的に車の所有数が増加するのであれば、カーポートサイズも大きくしないといけません。
将来の所有台数を考えることも、カーポート選びに必要なことです。
1台用
1台+α用
1台用の奥行を延長したサイズです。
車だけでなくバイクや自転車を停めたり、ちょっとした駐車場の作業スペースとしても最適です。
2台用
2台駐車用のカーポートです。
2台用のカーポートには様々な形状があります。
<ワイドタイプ>
※写真はエフルージュツイン50
2台駐車用の一般的なタイプです。
見た目がスッキリしているのが特徴です。
横列駐車が可能です。
<M合掌タイプ>
※写真はレイナツインポートグラン
1台用カーポートを中央で連結したタイプです。
見た目はワイドタイプと似ていますが、横幅の切り詰め加工等、現場加工がしやすいので敷地対応力に優れています。
ワイドタイプとM合掌タイプの価格に関しては、ワイドタイプの方が安いことの方が多いです。
<Y合掌タイプ>
※写真はエフルージュグラン
中央に柱がくるため、左右外側の開放感が特徴的です。
左右に障害物があり、柱が建てられない敷地の場合にオススメのタイプです。
<奥行連結タイプ>
※写真はファクトポート
1台用のカーポートを奥行方向に連結した奥行連結タイプ。
縦長の駐車場にぴったりのカーポート。
3台以上用
※写真はジーポートneo
車を3台以上保有している方にはこちらのタイプ。
また、車だけでなく駐輪スペース等でゆとりを持ちたい場合にもオススメです。
敷地を確認する
実際にカーポートの設置を考えている敷地の大きさと、形状の確認も必要なポイントの一つです。
例えば2台用のカーポートでも、敷地が横に長ければ並列駐車タイプのカーポートが必要となり、敷地がI字になっていれば縦列駐車タイプのカーポートが必要となります。
同じサイズのカーポートでも、敷地の形状や広さによって推奨すべきカーポートの種類が大きく異なります。
また車を一台しかお持ちでない方でも、広い敷地を覆いたいと考えている方が、複数台用のカーポートをお選び頂くケースも多いです。
カーポート選びに必要な5つのポイント
カーポート選びに必要な5つのポイント
カーポートを選ぶ際に、必要なポイントは以下の5つです。
・サイズで選ぶ
・柱タイプで選ぶ
・耐積雪性能・耐風圧性能で選ぶ
・価格で選ぶ
・メーカーで選ぶ
サイズで選ぶ
カーポートのサイズは、間口・奥行・高さの3つに分けられます。
一般的なカーポート | 1台用 | 1.5台用 | 2台用 | 3台用 | 4台用 |
---|---|---|---|---|---|
間口サイズ | 2,400mm~ | 2,400mm~ | 4,800mm~ | 7,200mm~ | 10,000mm~ |
奥行サイズ | 5,100mm~ | 6,400mm~ | 5,100mm~ | 5,100mm~ | 5,500mm~ |
カーポートの高さは標準柱、ロング柱、ハイロング柱の3種類に分けられます。
(メーカーによって呼称が異なる場合がございます。)
カーポートの間口について
間口サイズは、カーポートの駐車可能台数に大きく関わる寸法です。
1台用であれば約2,400mmから、4台用ともなれば約10,000mmからと、幅広いバリエーションがございます。
一般的な乗用車の車幅は約1.7m~1.8mとなっており、最小の間口サイズでも車を十分に覆うことが可能です。
しかし、間口サイズを選ばれる際は敷地に余裕がある場合、より大きなサイズをお選び頂くことをオススメします。
なぜなら、間口を必要以上に小さいサイズにしてしまうと、車の乗り入れの際に濡れてしまったり、ドアを開けた際に柱や他の車と接触をしてしまうという恐れがあるからです。
車の出し入れも窮屈に感じてしまう可能性があり、生活をする上で手狭だと思ってしまう機会が増えることでしょう。
カーポートのサイズ全体に言えることなのですが、サイズを選ばれる際は、敷地が許す限り、余裕のあるサイズをお選び頂くことを推奨します。
カーポートの奥行について
カーポートの奥行は約5,100mm、5,400mm、5,700mm、6,000mm程のサイズ展開となっております。
一般的な中型車の車体全長が約4.1m~5mとなっているので、お持ちの車の大きさに合わせた奥行をお選び頂けます。
奥行サイズを検討される際は、車の長さだけではなく、トランクを開けた際の全長も考慮することを推奨します。
目安として、奥行5,000mmであれば中型乗用車が納まり、奥行5,400mmであればトランクの出し入れの際でも濡れることはございません。
奥行5,700mm以上になると車の後ろに自転車を停めたり、替えのタイヤを置くことができるため、スペースを有効活用しながら使用することが出来ます。
カーポート1.5台用では、奥行が6,400mm以上あるため、自転車やバイクの保管も可能です。
また、カーポートには縦連棟と呼ばれる縦列駐車タイプのサイズ展開もございます。
こちらは、約10,000mm以上の奥行サイズとなっているため、奥行に長い敷地を覆いたい方はご検討してみてはいかがでしょうか。
間口サイズと同じで、ゆとりの持ったサイズ選びをしてください。
カーポートの高さについて
カーポートの高さは1,800mm~3,000mmまでの用意がございます。
柱のサイズ規格は、標準柱、ロング柱、ハイロング柱の3種類です。
(メーカーによって呼称が異なる場合がございます。)
標準柱は約1,800mm~2,000mm、ロング柱は約2,300mm~2,500mm、ハイロング柱は約2,800mm~3,000mmの有効高となります。
有効高とは、カーポートの使用可能な高さの中で一番低い部分の高さとなっており、一般的に地面から屋根下までの高さのことです。
一般的な車の高さは、軽自動車が約1.4m、一般的な乗用車が約1.6m、大型車が2.0mとなっております。
ハイルーフ柱と標準柱を選ばれる方が多く、ハイロングは敷地の関係や車高の高い車をお持ちの方に推奨しております。
なぜなら、柱を高くし過ぎると、横からの雨の吹込みにより車が濡れてしまう可能があるからです。
一般的に車高からプラス30㎝~50㎝程度が適切な高さだといわれています。
お持ちの車の高さを確認した上で、カーポートの高さをお選びください。
柱タイプで選ぶ
カーポートの柱タイプは以下の3種類となります。
・片側支持タイプ
・両側支持タイプ
・後方支持タイプ
片側支持タイプ
こんな方に選ばれています
・安価なカーポートをお探しの方
・車の出し入れを簡単に行いたい方
・柱の位置を懸念されている方
片側支持カーポートは1台用と1.5台用に多い柱タイプとなっており、1台用カーポートをご検討されている方に多く選ばれています。
柱が左右どちらか片方のみにしか建たないため、柱の干渉を気にしなくて良い商品となっています。
1台用の安価なカーポートを求めている人にとってはオススメです。
対して、強度に優れている商品が少ないため、耐積雪性能や耐風性能を重視している方は、両側支持カーポートのご検討を推奨しております。
両側支持タイプ
こんな方に選ばれています
・耐積雪性能や耐風性能に優れた商品をお探しの方
・多数の車が停められるカーポートをお求めの方
・多種多様な機能から商品選択をしたい方
両側支持カーポートは、カーポートの中でも、圧倒的な商品種類を誇っている柱タイプとなっております。
耐積雪性能や耐風性能などの強度に優れた商品も非常に多いため、お住いの地域の積雪量から商品をお選び頂けます。
サイズバリエーションも豊富で、1台用から4台用までを網羅しております。
また、屋根材の種類もカーポートの中で一番多く用意がされており、一般的なポリカーボネート材の他、強度に優れたスチール折板やアルミ形材などの屋根材もお選び可能です。
2台用以上のカーポートをお探しの方は、まず始めに両側支持カーポートからお探し頂くことをオススメします。
後方支持タイプ
こんな方に選ばれています
・カーポートのデザインにこだわりを持っている方
・車の出し入れを簡単に行いたい方
・敷地を開放的に活用したい方
後方支持カーポートはデザイン性に優れた商品となっており、カーポートにこだわりを持った方に選ばれています。
柱が敷地の後方に建つため、車の出し入れも簡単に行うことが可能で、日常生活を送る中で柱と車の接触を気にしなくても問題ありません。
柱も両端に建つことがないため、敷地を開放的にすることができます。
カーポートや敷地内のデザイン性にこだわりがある方には、オススメです。
耐積雪性能・耐風性能で選ぶ
カーポートには、積雪地域や強風地域に対応した商品が多数ございます。
最大耐積雪性能は200㎝相当、最大耐風性能は46m/秒までの用意があるため、お住いの地域の積雪量に合ったカーポート選びをオススメします。
強度が不足したカーポートを設置してしまうと。カーポートの破損の恐れがあるため、車や家財、人的被害に繋がってしまう可能性もあるため、強度を選ばれる際はお住いの地域に適した、十分な強度のカーポートをお選びください。
お住いの地域の積雪量が判断が難しい場合は、現地調査や購入店などに聞くと良いでしょう。
購入店では、過去の販売商品の情報が蓄積されている場合が多いため、その地域ではどんな性能のカーポートが適しているかを知ることができます。
屋根材が風に飛ばされることを懸念されている方は、スチール折板タイプの屋根材をお選びすることをオススメします。
積雪タイプを選ぶ
皆様カーポートを価格・形状・デザインで選びがちですが、お住まいの地域に合わせた積雪強度のカーポートを選ぶことも重要なポイントです。
カーポートは10年20年と長くお使いいただける商品です。
耐風タイプを選ぶ
カーポートは形状上、風に煽られやすいものです。
海岸地域等の風が強い地域では、耐風圧強度が高いカーポートを選ぶことが重要です。
各商品で耐風圧強度の設定があるので、そちらを参考にしてお選び下さい。
耐風圧強度38m/秒:一般地域向け
耐風圧強度42m/秒・46m/秒:強風地域向け
オプションの着脱式サポート
また、万が一のときに安心なのがオプション品の着脱式サポートです。
取り外しすることができる、強度をアップさせる補助の柱です。
台風の場合等、強風のときに取り付けておくことで耐風圧強度がアップします。
普段使いのときには取り外して収納しておくことができるので圧迫感もなく車の出入りに邪魔になることはありません。
価格で選ぶ
各サイズのカーポートの相場は以下の様になっております。
相場価格はスタンダードなカーポートを想定しております。
1台用 | 1.5台用 | 2台用 | 3台用 | 4台用 | |
---|---|---|---|---|---|
価格相場 | 約10万円~25万円 |
約 15万円~30万円 | 約20万円~30万円 | 約70万円~80万円 | 約100万円~ |
上記の相場価格は一般的なカーポートの価格を想定しております。
スタンダードなカーポートの場合は価格を抑えることができ、デザインや強度を重要視すると価格帯は大幅に上がります。
カーポートを選ばれる際は、一度予算を明確にすることをオススメします。
予算を明確にするだけで、選択可能な商品を絞り込むことが可能です。
また予算に余裕がある場合は、カーポート本体だけではなく、オプションなどを潤沢にすることもできるため、検討をしてみてはいかがでしょうか。
メーカーで選ぶ
各メーカーにはそれぞれの特徴に特化したカーポートが多数用意されているため、メーカーからカーポートをお選び頂くことも一つの手です。
屋根パネルを選びましょう
屋根パネルを選びましょう
台数・強度を選んだら、次は屋根パネルを選びましょう。
屋根パネルによって見た目が変わるだけでなく、明るさや熱線のカット率等、性能が大きく変わります。
日照条件・設置場所に合わせて、適切なものをお選び下さい。
屋根パネルは大きく分けて2つの屋根パネルがあります。
それは、
①ポリカーボネート板と②折板屋根です。
<ポリカーボネート屋根>
ポリカーボネート板は耐久性が高く、あまり割れにくい材質です。
また、透過性に優れているのにも関わらず、人体・車に有害な紫外線はほぼ100%カットするので、車の塗装の劣化を軽減することができます。
メーカー・商品によりカラーのバリエーションも豊富で、カラーによって性能も異なります。
カーポート屋根材では主流となっている屋根材です。
価格を抑えたい、明るさを確保したいならこの屋根材がおすすめです。
熱線遮断(熱線吸収)ポリカーボネート板がおすすめ!
ポリカーボネート屋根の中でも、より優れているのが熱線遮断ポリカーボネート板です。
一般ポリカーボネート板の性能に加え、明るさを確保しながらも夏場の強い日差しを効率よくカットし、屋根下の温度上昇を防ぎます。
防火地域におすすめの熱線遮断FRP板
FRP板は防火性に優れていており、防火地域への設置に適している屋根材。
価格はポリカーボネート板に比べ、ぐんと高くなります。
防火地域にはおすすめの屋根材ですが、一般地域にお住まいの方はポリカーボネート板で十分ですので、あまりおすすめできません。
また、光の当たり方によっては反射によりスジ上の模様が見える場合があります。
<折板屋根>
金属の板を折って作られる折板屋根は、強度が高いことが特徴です。
そのため、強風地域・積雪地域・豪雪地域に設置するカーポートはほとんどがこの折板屋根のカーポートです。
積雪200cmにも耐えることができる商品もございます。
折板屋根は金属でできている為、日光を遮ります。
そのため、愛車がデリケートな塗装の場合でも、しっかりと紫外線から守ってくれるので愛塗装のきれいな状態を維持します。
ただし逆にいうと透過性がなく、ポリカーボネート板に比べ屋根下が暗くなってしまうのがデメリットです。
玄関先にカーポートを設置する際は、暗くなってしまうので注意が必要です。
その場合はオプションの明かり取りポリカを入れることで、光を確保することができます。
玄関先に折板カーポートを設置する場合は、ぜひ明かり取りポリカもご検討下さい。
オプションを選びましょう
オプションを選びましょう
最後にオプションを選びましょう。
カーポートには、カーライフに役立つ多くのオプションがあります。
いくつか紹介させていただきます。
・着脱式サポート柱
着脱式の補助柱です。片側支持のカーポートを設置する方に人気のオプションです。
カーポート梁と地面に埋め込んでいる受け金具とでしっかりと支え、耐風圧強度を高めます。
普段は柱や梁に受け金具がついていて、スッキリと収納しておけるので、駐車の際、車の乗り降りの際にも邪魔になることはありません。
また、サポート柱を固定する受け金具は地面への埋め込みタイプとすることで、サポート柱を固定していないときでも、転ぶことがないように配慮されています。
・竿掛け
カーポートを駐車スペースとだけではなく、洗濯物を干すランドリースペースとしても活用することができるオプションです。
昼間家族が出かけていて空いている駐車スペースを有効活用することができます。
竿掛けには柱に取付する折りたたみ式の竿掛けと、梁下に取付する吊り下げ式の竿掛けと2種類あります。
・折りたたみ式物干し
柱側面に取付する竿掛けです。何段階かで角度を調整することが可能です。使わないときは折りたたんで収納しておくことができるため、駐車の邪魔にもなりません。
・吊り下げ式物干し
梁下から吊り下げるタイプの竿掛けです。
取付をする際に、高さの調節が可能です。
固定式なので、駐車の際に邪魔にならない場所に取付を行うことが重要です。
せっかくカーポートを設置したのに停めづらくならないよう、注意してください。
・サイドパネル
せっかくのカーポートを設置しても、風が強いときだと横からの雨の降りこみが入ってしまうことがありますが、サイドパネルを取り付ければ雨の降りこみも軽減します。
また、サイドパネルにはすりガラス調のパネルもあるので、目隠しフェンスとして取付をするお客様も多数見えます。
カーポートの柱を利用して目隠しを設置できるので、カーポートと別にフェンスを設置するよりかお安く仕上げることができるのでオススメです。
・枯葉除けネット
駐車場付近に背の高い樹木がある場合はこの枯葉除けネットは必需品です。
樹木からの落ち葉がカーポートの屋根に落ちてしまうと、トイが詰まってしまいうまく排水ができなくなってしまいます。
この枯葉除けネットを付けることで、お掃除もうんと楽になること間違いなしです。
・屋根ふき材補強部品(ポリカカーポートのみ)
ポリカーボネート屋根のカーポートは強風の際、本体の倒壊を防ぐため屋根が抜ける仕様になっています。
屋根が抜けて飛んでいってしまうのを防ぐのがこの屋根ふき材補強部品です。
ただし、屋根が飛ばなくなる分本体に負荷がかかってしまうため、その補強の為にも着脱式サポート柱の取付が必要です。
海沿い等の風が強い地域にお住まいの方は一緒に検討下さい。
・柱カバー
車の乗り降りの際にカーポートの柱が邪魔になってしまうこともしばしば。
万が一ドアが柱にあたってしまったら、車に傷がついてしまう可能性があります。
それでもこの柱カバーがついていれば、車に傷がつきにくくなるのでオススメです。
柱カバーはゴム製で、取付をするビスも外にむき出しにはならないので、傷がつく心配もありません。
・明かり取りポリカ(折板カーポートのみ)
セッパン屋根のカーポートはポリカーボネート屋根のカーポート比べ丈夫で強度があるため当店でも人気のカーポートですが、そんなセッパンカーポートでも弱点はあります。
それは屋根下が暗くなってしまうことです。
お部屋の前にカーポートを設置すると、日中でもお部屋が暗くなってしまいます。
そんなときにはこの明かり取りポリカがおすすめです。
幅200mmと幅600mmの2サイズがあります。
カーポート選びで後悔しないために、注意するべき5つのポイント
カーポート選びで後悔しないために、注意するべき5つのポイント
カーポート選びで後悔しないために、注意するべきポイントは以下の5つです。
・サイズ選びで後悔しないために
・柱の高さ選びで後悔しないために
・強度選びで後悔しないために
・工事後に後悔しないために
・柱の位置に後悔しないために
サイズ選びで後悔しないために
カーポート選びで最も後悔が多いため、十分な注意が必要です。
特に多い後悔は、カーポートのサイズが思ったよりも小さいというものです。
カタログやメーカーサイトなどで、しっかり寸法を見ていられる方でも、思ったより小さいという声はよく聞きます。
対してカーポートが思ったよりも大きすぎるという後悔はあまり耳にしません。
カーポートの場合、サイズが大きければ現地でカットを行うことが可能ですが、サイズが小さい場合増築することができないからです。
こうした後悔をしないために、サイズ選びの際は敷地に合わせて大きいサイズをお選び頂くことを推奨致します。
サイズ感が分からない方は、現地調査などでご希望の屋根先位置についてお伝えください。
せっかく購入したカーポートのサイズが、思ったよりも小さいという後悔をしないために、敷地に合わせたサイズ選びと、余裕を持ったサイズ選びを行ってください。
柱の高さ選びで後悔しないために
駐車場は土間打ち(コンクリート)されている場合が多いです。
そのとき見落としがちなのが、水勾配ですね。
コンクリートは必ず雨水が流れるように必ず、水勾配がついているものなんです。
駐車場奥行約5000mmの場合だと最低でも100mm~150mmはついています。
そこで気を付けたいのがカーポートの有効の高さです。
奥行方向に勾配があるとカーポートは水平に施工するので、奥に行くにつれてカーポートの有効高さが低くなってしまうんです。
『必要な高さ+勾配による高さ』の差が本当に必要になってくる高さなのです。
これも見落としがちな部分ですので、必ず気を付けてくださいね。
強度選びで後悔しないために
強度が不足したカーポートを設置すると、倒壊の危険性があります。
せっかく設置したカーポートの強度が不足していたばかりに、たった数ヶ月で倒壊した事例もあるため、強度選びは慎重に行う必要があります。
まずはお住いの地域の積雪量や、強風の頻度をお調べ頂き、その情報を元に、お住いの地域に適したカーポートをお選びください。
また強度に不安がある方は、地域に適した強度よりもワンランク上のカーポートをお選び頂くことをオススメします。
なぜなら近年、積雪量の増加や突風の発生率の上昇など、異常な気象が各地で見られるからです。
ニュースなどでも、耳にする方は増えてきたかと思われます。
そんな異常気象に対しても、十分な強度で対応ができるように、強度に特化したカーポートを設置することも一つの手段です。
カーポートが倒壊して、後悔しないためにお住いの地域の積雪量や、強風の発生頻度に適した商品選びをして頂くことを推奨します。
工事後に後悔しないために
工事完了後によく耳にする後悔が、隣人様とのトラブルです。
カーポートから流れてきた雨や雪が隣家の敷地に入ってしまい、隣人の方の車を汚してしまったり、カーポートが設置されたことにより、隣家の敷地の日当たりが悪くなってしまったりなど、トラブルの元は意外に多く存在します。
せっかく建てたカーポートが原因で、近隣トラブルを引き起こさないために、カーポートの設置位置は慎重に選びましょう。
対策としては、以下の方法が考えられます。
・隣家の方向に屋根の勾配をつけない
・敷地境界線から少し離す
・現地調査の際に、屋根の位置と影になりやすい部分を一緒に確認する
また、カーポートが建った結果、住宅内や敷地の日当たりが悪化してしまう問題も起こりやすいため、影になりやすい部分を把握しておくことも必要です。
カーポートが設置された後の生活を考えることが、後悔を避ける手段です。
このように隣人の方と近隣トラブルを起こさないために、事前にカーポートの設置位置を確認する必要があります。
通常の柱の方にむかって屋根が下がっている通常勾配のカーポートだと、雨のハネ・積雪がお隣さんの敷地に行ってしまい、お隣さんの敷地に入ってしまう恐れがあります。
そんなときにはこのカーポートがおすすめです!
このカーポートは柱方向に屋根が下がっている通常勾配のカーポートとは逆で、逆勾配、つまり柱方向に屋根が上がっているようなカーポートです
後悔しないために、現地調査を実施してみたり、プロの意見を求めることをオススメします。
柱の位置に後悔しないために
工事完了後によく耳にする後悔が、隣人様とのトラブルです。
屋根が付く事でとっても便利になるカーポート。
しかし、そんなカーポートに必ずあるのが柱です。
当然のことながら、屋根だけのカーポートなんて存在しません。
そんなカーポートがあったら屋根だけ浮いている状態になってしまいますからね。
柱があることで駐車がしづらくなってしまう
今までは柱がなかったから、停めやすかった駐車場も、柱がついてしまうことで駐車軌道が狭まってしまう場合があります。
施工前はカーポート柱のイメージがつかないものです。
なかなか運転しない女性の方など、なるべく柱は邪魔にならないところに施工したいものです。
カーポートにはいろいろな種類があります。
1台用カーポートですと、YKKap レイナポートグランのような片方支持タイプ、YKKap レイナワンポートグランのような両側支持タイプ等、形は様々です。
このなかでもおすすめな商品がこちら!
<YKKap エフルージュEX>です。
このカーポートは後方支持となっており、柱が後ろ側に2本あるような形となります。
これによって駐車の際、邪魔になるような柱がなくなり、すっきりとした駐車場になること間違いなしです!
柱の位置に障害物が・・・
カーポート柱は、商品にもよりますが、約500mm~600mm地面に埋め込むことになります。
その柱位置に、汚水管・雨水管・ガス管・水道管・・電気管・浄化槽などなど障害物がある可能性が結構高いです。
障害物があると、柱位置を変えないといけないことになり、最悪施工不可になってしまう恐れがあります。
ハウスメーカー・水道業者・ガス業者に確認をしてもらうと、配管の位置が判明する可能性が高いので少しでも配管がある可能性がある場合は、必ずご確認をお願い致します。
最後に
最後に
以上、カーポートの選び方についてご説明させて頂きました。
カーポートは多くのメーカーから多くの商品が販売されています。
商品によって、デザイン・サイズ・強度、そして価格等バラバラです。
これを見て頂いて、少しでもカーポートの商品選びの参考にしていただければ幸いです。
またキロではプロの視点からお客様に合った商品を提案しております。
カーポート選びにお悩みの方は是非一度ご相談ください。