カーポートの台風対策について
台風や強風によるカーポートの被害
台風や強風によるカーポートの被害
7月~9月頃は台風のピークとなり、強風によるカーポートの被害が出やすくなってくる季節です。
雨や車の日焼け、黄砂などから愛車を守ってくれるカーポートですが、強風に対してはあまり強くないと言われています。
カーポートの種類によりますが、強風によって屋根のパネルが飛んでしまうことも。
これは、屋根のパネルを本体にしっかり固定するとカーポート全体が破損してしまう可能性があるため、あえて屋根のパネルだけが飛ぶような設計になっているのです。
無理に固定してしまうと、支柱が倒れ愛車を傷つけてしまう可能性がありますので、固定することは控えた方がいいでしょう。
対策方法とは
対策方法とは
鉢植えなど簡単に移動できる物とは違い、カーポートの台風対策を急に行うのは難しいので、天気予報などで台風情報をチェックし、事前に対策しておくと被害を軽減できます。
中でも手軽な方法としては、目の粗いネットで屋根を覆ってしまうということ。
また、屋根の素材によりますが、軽量なパネルでしたら事前に外しておくことができます。
しかし、外すには屋根に上らなくてはいけないので注意が必要です。
また、これからカーポートを設置される方は周辺環境や風向き、柱の位置などに考慮して設置する位置を決め、風に強い素材のカーポートを選ぶことも対策になります。
対策オプションについて
対策オプションについて
・サポート(着脱式、固定式)
片流れタイプのカーポートの場合は、柱が2本のみですので、強風時に屋根がバタついてしまいますが、サポートを取り付けることでバタつきを緩和することができます。
また、積雪による屋根の垂れ下がりにも効果的です。
着脱式サポートでしたら必要な時のみ手軽に取り付けることができますし、頑丈に固定されていますので風にあおられても簡単には外れません。
・屋根材ホルダー
カーポートの種類によっては、屋根材ホルダーという補強する部材があります。
こちらは、屋根材が飛んでしまわないように上から押さえつけるので、飛んでいってしまう可能性が軽減されます。
・母屋補強材
こちらもカーポートの種類によりますが、母屋の強度がアップするように母屋の中に入れる芯材です。
対象の製品を設置されている方はオプション品を追加すると強度が上がりますし、これから設置される方で強度に不安がある方や風が強い、台風の被害を受けやすい場所の方はオプション品を取り付けられる製品を選ぶと安心感もアップするのでしょう。
カーポートが台風や強風による被害にあった場合は修理をしなければいけません。
しかし、ご自分で修理するためには、屋根の上に上らなくてはなりませんし、破損していることもあるので大変危険です。
しかし、事前に対策することでリスクを軽減させることができます。
また、これから設置される方は、製品や業者によりますが台風補償サービスを行っているところもあるようですので、そちらも視野に入れて検討されるといいのではないでしょうか。