ウッドデッキの色で失敗したくない
みなさん、こんにちは。
ネットショップキロの山内です。
今回は、人工木デッキの汚れについてお話ししたいと思います。
2015年7月現在、人工木デッキは各アルミメーカーさんから発売されています。その分、デッキカラーも各機種でさまざまあって迷ってしまいますよね。
お客様からはこんなお問い合わせをよくいただきます。
「汚れが目立たない色はどれですか?」
「この色はすぐに汚れるよね?」
確かに気になりますよね。いくらメンテナンスフリーの樹脂木デッキであっても汚れが付いてしまえば洗わないとキレイになりません。
キレイにするにはそれなりに掃除をしたりしなければいけませんが、できれば回数を減らしたい。
そんな気持ちは痛いほどわかります。
ということで、人工木デッキの色と汚れについて比較していきます。
デッキカラー
デッキカラー
デッキカラーについては各機種で4~5色くらいラインナップされています。
そんな中で一番薄い色から見てみましょう。
こちらは、YKKAPリウッドデッキ200のホワイトブラウンという色です。
この色に近いのが、TOEX樹ら楽ステージ・TOSTEMレストステージのクリエペールA、四国化成ファンデッキHGのライトブラウンといったところでしょうか。
これより薄い色はタカショーのエバーエコウッドⅡデッキのホワイトがありますが、こちらもこのカテゴリにいれておきます。
ホワイトブラウンのように薄い色で一番目立つのは、ほこりの汚れです。
全体的に黒ずんだようになってしまい、それだけで古くなってしまった感じになってしまいますね。このホコリ汚れがある状態で雨が降って、濡れている状態で使用していると乾いてから靴の汚れなどが残ってしまってさらに汚くなってしまいます。
ですが、このホコリ汚れの場合、水洗いですぐにきれいになるのでそんなに心配はいりません。必要なものといえばせいぜいタワシか雑巾くらいですが、デッキ全体をキレイにするにはデッキブラシがあると便利です。
次に目立つ汚れが、ジュースなどの飲み物や食べ物のソースなどの汚れです。
ジュースなどをデッキにこぼしてしまったらすぐに拭き取るのは基本ですが、拭き取った後にどうしてもシミが残ってしまいます。
これも薄い色のデッキの宿命です。でも、このシミは広範囲にできるわけではないと思いますので、中性洗剤とタワシなどでデッキの目に沿って洗えばきれいになりますのでお試しください。
ホワイトブラウン最後の汚れがカビです。厳密に言えばカビは汚れではないのですが、どうしても目立ってしまいますし一番嫌な汚れですよね。
よく「薄い色はカビが発生するから嫌だ」とおっしゃる方がいらっしゃるのですが、カビはどんなデッキにも発生します。ただ、デッキの色が薄いとカビが目立つだけなのです。濃い色のデッキにはカビが生えても見えにくいのです。
しかし、カビが発生するかどうかはカビが生えやすい環境かどうかがカギになってきます。カビは温度、湿度などがある一定の状態の場合に発生しやすいとされています。一般的には高温、高湿の場所を好みますのでできればお庭の水はけを良くし、風通しがいい場所だとカビは出にくいかと思います。
風通しについては敷地の関係上なかなか調整できるものではありませんが、水はけに関しては、デッキの下をコンクリートにしたりすれば多少コントロールできます。これからウッドデッキをお考えの方、特に北向きのお庭にウッドデッキを設置される方はご一考ください。
次はウォームグレイという色です。YKKAPリウッドデッキ200の中では一番濃いデッキカラーです。
他機種でこの色に近いのが、TOEX樹ら楽ステージのダークグレー、三協アルミひとと木2のチャコールブラック、四国化成ファンデッキHGのセピアブラウンといったところでしょうか。
この色の場合、ホワイトブラウンとの大きな違いは、ほこり汚れやカビなどがほとんど目立たないことです。
そういった意味では一番汚れについては気にする必要が少ないデッキカラーではありますが、唯一ホワイトブラウンの場合には見られなかった、とても目立つ汚れがあります。
それは、泥汚れです。
雨で濡れているお庭に下りた靴でそのままデッキに乗ると、デッキに靴の跡が付きます。そのまま放っておくとデッキが乾いた時にとんでもなく白い跡が残ってしまうのです。
これを繰り返しているとデッキ全体が白っぽくなってしまうので、なんだかくたびれた状態になってしまいます。
でも、これもホコリ汚れと同じで水洗いで十分にきれいになりますので汚れが染み付かないうちにデッキブラシなどできれいに洗ってください。
最後はこの2色。左がナチュラルブラウン、右がレッドブラウンという人気の2色です。
この2色は中間色なので、どの機種にも類似の色が用意されています。これらの色の場合は、ホワイトブラウンやウォームグレイの間の色なので、ホコリ汚れもそこそこ、泥汚れもそこそこといった感じでしょうか。
しかし、どんな色でも汚れてしまうことには変わりはありませんし、雨シミなどはかならず起きてしまうことなのでメンテナンスは不要ですが、水洗いでいいのでたまにはきれいにしてあげてくださいね。
今回はこのあたりでおしまいです。
少しでも皆様のお役に立てられれば幸いです。
ありがとうございました。