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投稿日:2022/11/30    更新日:2023/06/23


カーポートのメリット・デメリットについて徹底解説



メリット デメリット





メリット



・雨の日に濡れずに車の乗り降りができる


・鳥の糞や雹(ひょう)など上空からの落下物を防ぐことができる

・車内の急激な気温の上昇が軽減される

・冬場に車に夜露が発生せず霜が降りなくなる

・雨の日でも作業ができる作業スペースになる

・車に雪が積もらない




雨の日に濡れずに車の乗り降りができる


雨の日

カーポートのメリットの中でも、一番恩恵が大きいのが雨の日に傘を差さなくても濡れずに乗り降りできるという点です。


車の乗り入れの際に、雨に濡れてしまうのは煩わしく思う方も多いかと思います。

特に小さいお子様の乗り入れや、荷物の出し入れの時などは、ずぶ濡れになりながら行うことになりがちです。

また傘をさして車の乗り入れを行う際は、傘が車に当たってしまい、細かな傷がついてしまう恐れも考えられます。


そんな煩わしい雨の日の問題を解決するのが、カーポートのメリットです。

カーポートを建てれば、雨の日でも濡れずに車からの乗り入れが可能となります。


傘をさす必要もないため、荷物の出し入れなど両手が塞がってしまう作業をしていても、雨に濡れることはございません。

また車の乗り入れの際に、車内に雨が降り込むことも軽減されるため、拭き掃除の手間もなくなります。



鳥の糞や雹(ひょう)など上空からの落下物を防ぐことができる


車汚れ

車の悩みとして多いのが、鳥の糞や雹(ひょう)などの落下物によって、車が汚れてしまったり、傷がついてしまうことです。

特に鳥の糞は、糞自体が酸性になっているため、車に長い間付きっぱなしになるとサビや腐食の原因となってしまい、車の劣化に繋がります。


カーポートを設置すれば、このような上空からの落下物を防ぐことができるため、車を安全に駐車場に停めておくことができます。

カーポートの屋根材は衝撃にも強いため、雹(ひょう)などの少し大きい落下物でも、車を守ることが可能です。


雨で濡れることも軽減できるため、洗車の回数を減らすことができるのも、大きなメリットです。

ただし、横からの飛来物は防ぐことが難しいため、注意が必要となります。



車内の急激な気温の上昇が軽減される


夏場に多い車の悩みが、車内の気温上昇です。

炎天下に置かれた車内の気温は50度を超えるため、車に乗り込んでもしばらくの間は運転ができないという方も多いです。


エアコンをつけたとしても、適温になるまで時間はかかり、エンジンの負担となってしまいます。

また車内に置いてあるインテリアや小物が溶けたり、破損をしてしまう恐れもございます。


そんな車内の気温上昇は、カーポートを設置することで、軽減することが可能です。


屋根材

カーポートの屋根には熱線遮断効果に優れた材質のものもあるため、カーポート下の急激な温度上昇を防ぐことができます。


他にも、カーポートの屋根は紫外線カット効果があるため、車から紫外線を守ることも可能です。

車は紫外線に当たり続けると塗装の機能が著しく低下するため、塗装が剥げたり色あせたりしてしまう恐れがあります。



冬場に車に夜露が発生せず霜が降りなくなる


意外と知られていませんが、カーポートには霜がつくことを防ぐ役割を持っています。


冬の朝などに、車の窓に霜が降りていて不便に感じる方は多いのではないでしょうか。

カーポートを設置すれば、そんな不便に感じる霜を防ぐことが可能です。


そもそも霜というのは、日中暖められて水分を含んだまま上昇していた空気が、夕方から夜にかけて冷やされることで下流へと降りてきて、空気に含まれた水分が車に付着することで夜露が発生し、その夜露が凍ってしまったために発生してしまいます。


屋根材

つまり上流にいた空気が、下流に降りてきて車に触れることで、発生する現象なのです。


カーポートを設置すれば、上流から降りてきた空気をカーポートが防ぐため、車に触れることが少なくなり、霜の発生を抑えることができるのです。

また、カーポートには地面から逃げる熱を防いでくれる効果もあるため、車の窓の急激な気温低下を抑制してくれる働きもあります。


冬の忙しい出勤前の時間に余裕を持たせることが可能です。



雨の日でも作業ができる作業スペースになる


カーポートは、車を停めるだけではなく、駐車場で作業をする際にも重宝します。

雨の日でも、雨に濡れずに作業をすることができるため、DIYやバーベキュー、洗濯物を干すことなど、利用方法は様々です。


アウトドア趣味を雨のでも、楽しむことができるため、アウトドア趣味をお持ちの方や、小さなお子様がいるご家庭にはオススメです。

また、ポリカーボネート材はテラス屋根と同じ屋根素材となるため、テラスの代用としてご使用頂くことも可能です。



車に雪が積もらない


積雪地域では、車に雪が積もらないことも大きなメリットとなります。


特に朝の出勤時など、時間が無い時に雪かきをする手間が無くなるため、ゆとりを持って出勤をすることが可能です。


またカーポート下に自転車やバイクを保管しておけば、同じく雪に埋もれる心配はございませんし、物置を置いておけば、積雪によって倒壊する恐れがありません。

カーポートには耐積雪性能に特化した商品も多く存在するため、積雪被害でお困りの方にとっては非常にオススメです。



デメリット



・柱が邪魔になる可能性がある


・圧迫感を覚える

・台風や強風時に屋根が飛んでしまう恐れがある

・住宅や敷地内の日当たりが悪くなる

・防犯効果がない





柱が邪魔になる可能性がある


カーポートを建てる場合、柱を敷地内に建てることは必須となります。

そのため、柱を建てる位置によっては、邪魔に感じてしまう方もいることでしょう。


玄関から車までの動線を遮られたり、車のドアの開閉時にドアと柱が接触してしまったり、車の出し入れの際に柱を煩わしく感じてしまうケースが考えられます。

特に小さいお子様がいるご家庭では、勢いよく開けたドアが、柱にぶつかってしまう場合も考えられるため、注意が必要です。



圧迫感を覚える


カーポートを建てることで、敷地全体に圧迫感を覚えてしまう方もいるはずです。

敷地内を屋根で覆うカーポートでは、敷地に圧迫感を与えることもあるため、住宅や敷地のデザインをこだわっている方にとっては、圧迫感を覚える他、デザインが崩れてしまう恐れも考えられます。


特に、重厚感のあるスチール折板カーポートを検討されている方は注意が必要です。



台風や強風時に屋根が飛んでしまう恐れがある


カーポートの屋根材は、台風や強風が吹き抜ける際に、屋根材が飛びやすくなっています。


理由としては、屋根材が飛ばなければ、吹き抜けた風の逃げ場が無くなり、最悪の場合カーポートの柱が抜けたり、カーポート本体が破損してしまう可能性があるからです。

強風の発生頻度が高い地域や、台風の影響が出やすい地域では注意が必要です。



住宅や敷地内の日当たりが悪くなる


車への紫外線や、熱線を抑えるカーポートですが、その結果敷地や住宅の日当たりが悪くなってしまう可能性が考えられます。

カーポートの場合、柱も日光を遮ってしまう要因になりやすいため、今まで日当たりが良かった部分が、日当たりが悪い場所へと変わってしまうこともあります。


特にリビング前の窓サッシの前や、庭などにカーポートを建てる場合は注意が必要となります。



防犯効果がない


カーポートには、雨や雪、落下物などから車を守る効果はありますが、防犯効果面においては皆無となっております。

カーポートに人感センサーとライトを取付けることで、防犯抑制の効果は期待ができますが、物理的な防犯対策では無いため、敷地に侵入される恐れも考えられます。


カーポートはあくまで、自然現象から車や敷地を守る商品となっているため、防犯面では別視点で考える必要がございます。





・柱が邪魔にならないために


・圧迫感を減らすために

・台風や強風時に屋根が飛ぶことを防ぐために

・日当たりが悪くなることを防ぐために

・防犯効果を高めるために





柱が邪魔にならないために


柱が邪魔にならないためには、柱数が少ないカーポートの検討をオススメします。


カーポートの中には、片側支持タイプや、後方支持タイプと呼ばれる柱数が少ないカーポートが用意されています。

特に後方支持タイプは、柱がカーポートの後方部分にのみ建つため、柱が敷地の中央に建つ恐れはございません。


後方支持カーポート

そのため、ドアを大きく開けても、カーポートの柱と接触する危険性は無くなり、車の出し入れもゆとりをもって行うことができます。

柱が敷地に与える影響を懸念されている方は、後方部分にのみ柱が建つ後方支持カーポートをオススメします。






圧迫感を減らすために


圧迫感を減らすためには、カーポートのサイズを大きくすることを推奨します。


敷地に余裕がある場合は、ゆとりの持ったサイズのカーポートを建てることで、敷地全体の圧迫感を軽減することができます。

またカーポートの柱を高くすることで、カーポート下の圧迫感を無くすことも可能です。


ただし高くし過ぎると、雨が振り込みやすくなってしまうため、現地調査などの際に高さがどれくらいになるか確認して頂くことを推奨します。

カーポートの柱タイプを後方支持カーポートにすることで、敷地全体に開放感を与えることができるため、敷地への圧迫感やデザイン性にこだわられる方は、後方支持カーポートもオススメです。



台風や強風時に屋根が飛ぶことを防ぐために


台風や強風時に屋根が飛ぶことを防ぐためには、屋根材がスチール折板の商品をお選び頂くことを推奨します。


スチール折板であれば、屋根自体が重いため、強風で飛ばされる心配もございません。

カーポートの耐風性能も最大46m/秒まで上がるため、十分な強度の実現が可能です。


強風の頻度が高い地域にお住まいの方や、近年勢力を高めていく台風を懸念されている方は、スチール折板カーポートをオススメします。



日当たりが悪くなることを防ぐために


敷地内の日当たりが悪くなることを防ぎたい方は、採光性の高い屋根材をお選び頂くことを推奨します。


ポリカーボネート材のカラーを薄い色にすることで、採光性は確保できます。

特にトーメイマット色やクリアマット色(メーカーによって色の呼称は異なります)をお選び頂くことで、紫外線をカットしつつ、日光を確保することが可能です。


屋根材

またスチール折板カーポートの場合、「明かり取り」というオプションが用意されており、採光性をある程度確保できるため、スチール折板カーポートをご希望の方でも、日光を確保することが可能です。

敷地全体の採光性を確保したい方は、薄い色のポリカーボネート材屋根を選ばれることを推奨します。



防犯効果を高めるために


カーポートには防犯効果がないため、別のエクステリア商品と組み合わせることで、防犯効果を高めることが可能です。


例えば、カーゲートなどは車の出入り口を塞ぐため、物理的な防犯効果が期待できます。

カーポートと同じメーカーの商品であれば、カーポートのサイズに合わせた商品展開をしているため、サイズやデザインに統一感が出ます。


電動で開閉可能な商品もあるため、不便性なくお使い頂くことが可能です。

金額面を気にされている方には、車止めポールを設置することも防犯対策の一つとなるため、検討してみてはいかがでしょうか。






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