TOEX ローシェンフェンス
コンセプト
アルミ形材フェンスと違い、曲線などを利用して色々なデザインを可能にする鋳物フェンス。それだけに各シリーズにコンセプトがあったりするのですが、このローシェンフェンスには明確なコンセプトがカタログにも載っていません。 それどころか、総合カタログにも2ページ分しか掲載されていません。 そして、なによりこのローシェンフェンスを地味な存在にしてしまっているのが、そのバリエーションの少なさです。 まずは、色。 TOEXの鋳物フェンスは、だいたいどんな機種でも2~3種類の色パターンが存在しています。たとえば、キャスティナシリーズならオータムブラウン、マイルドブラック、スモークブラウンの3色。エルマージュフェンスは本体はマイルドブラックのみですが、化粧材として枠の部分にバロックチークとピュアノーチェが用意されています。 ローシェンフェンスはどうかと言うと、ロレアルグレーの1色。しかもロレアルグレーって。ロレアルってあまり聞いたことない響きです。でもどこかで聞いたことがある・・・。 「ロレアル パリ」。化粧品でしたっけ。40代男性である私の記憶の隅にあるかすかな情報ではありますが、化粧品やシャンプーなど女性用の商品を取り扱っているフランスのメーカーですよね。 ということは、ローシェンフェンスは女性を意識して作られたフェンスなのでしょうか。 ふと、そんな考えが頭を巡ったので、少し調べてみました。得意のネット検索開始です。 「ローシェン」。 出てきました。フランス原産の小型犬。 かわいいじゃないですか。この何とも言えないフォルムが犬好きの私の心をつかみます。 しかし、どれだけ調べてもローシェンと言えば小型犬というものばかり。 ん?待てよ。 ということは、ローシェンフェンスは、女性をターゲットにしてフランスをイメージしてデザインされたものなのでしょう。勝手に結論付けました。 では、実際にフェンスを見ていきましょう。デザイン
上からローシェン1型フェンス、ローシェン2型フェンス、ローシェン3型フェンスです。 全体を通して共通しているのがあまり飾らないですっきりしたデザインの中に、下枠から上に向けて一色線に伸びた矢のような縦格子。その矢の先を優しく包み込むように曲線を使って上枠を表現しています。 特に2型に関しては、上部の曲線部分のデザインがハートに見えませんか? あくまでも私見ですが、矢のような直線が女性の強さを、そしてハートを意識した曲線あたりが優しさを表しているようで、まさしく女性をターゲットにしている感じが出ています。こんな感じがフランス風なのでしょうか。サイズ
ローシェンフェンスのサイズバリエーションは色と同じく、1種類のみです。 高さは60cmで幅も100cmのみです。 比較的小さい60cmのみにこだわったのも女性を意識してなのでしょうか。そこまでいくとただのオジサンの妄想のようで自分でも気持ち悪くなってきましたので、気を取り直してフェンスの解説をしていきますね。価格 (注)表示価格は、2015年6月現在の価格です。
ローシェンフェンスの価格は1型、2型、3型すべて共通です。 税別のメーカー希望小売価格を紹介します。- 本体 22,300円
- 柱セット 6,100円
- コーナー継手 1,300円(2個入り)
- 本体 22,300×0.7 = 15,610×6スパン = 93,660円
- 柱セット 6,100×0.7 = 4,270×6セット = 25,620円