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投稿日:2015/05/09    更新日:2023/06/22


YKKAP カーポート 熱線遮断ポリカとリクシル カーポート 熱線吸収どちらがいいの?



カーポート


おはようございます。

カーポート工事専門サイト ネットショップキロの近藤です。

いろいろ悩みましたが、最近気になるこのテーマに指定と思います。



そもそもカーポートってご存知ですか?

一般的に「カーポート」という名称自体はメジャーではありません。

言い換えればどこにでもありがちな車の為の屋根の事を言います。

歴史は意外と浅く1970年代に大手メーカーがアルミ製のカーポートの製造を始めてから現在40年から50年位経ったのでしょうか。

それより以前は鉄工所等で作られていたようです。

もちろん塩化ビニールの波板を利用して・・・。

今や新築外構でカーポートは、なくてはならないアイテムになりました。

近年、外構(ブロック積や土間打ち)などをなるべくせずに施工するスタイルがはやり、カーポートはそれをカバーするための住宅のアイストップとして使われるようになりました。

その為、非常にデザインに優れたものが発売されました。

あまりにも奇抜なカーポートが発売されている為、カーポートの基本機能の説明がおろそかになっている気がしますので

しっかりご説明をしたいと思います。


ここでカーポートの屋根材の歴史をご紹介します


初期 波板 塩化ビニール等の材料を使った波々になったモデルです。

通常屋根材は交換するものとして考えられています。

中期 平板 アクリル板を使用していました。

アクリル板なので年数の劣化と共に固くなり、物が当たったり台風などでバリバリに割れたりしました。

現在 平板 ポリカーボネート材が使用されています。

見た目はアクリル板と一緒なのですが、非常に粘りのある材料で割れたりすることがありません。


現在では、熱線を吸収したり遮断したりするタイプの発売され、その効果はかなりの物となります。

価格も熱線遮断機能付き平板でもあまり価格は変わらないのが特徴で、数千円でグレードを上げることができますので

一度検討してみるのもいいでしょう。


ではカーポート2大メーカーのYKKAPとリクシルの比較とします。



YKKAP カーポート専用屋根材 熱線遮断ポリカーボネイト


まずYKKAPからです

カラー展開は2色 アースブルーマットとクリアマットです。

マットとはすりガラス調の表面処理がされており外から見えにくい仕様となっております。

YKKAPは熱線遮断タイプで熱を遮断するモデルで、吸収するモデルではありません。

違いは正直体感上はわかりませんが熱線を遮断する一定の効果は真夏などに確実に感じられます。



LIXIL カーポート専用屋根材 熱線吸収ポリカーボネイト


リクシルは屋根材は熱線吸収ポリカーボネイトを使用しています。

基本的にすりガラス調の仕様になっている為、外からの目隠しをする機能を持っています。

炎天下の中で温度の上昇を防でくれます。

数値化しますと、直射日光下での車内温度は通常62℃ 熱線吸収下での温度は50℃

直射日光下でのダッシュボードの温度は通常77℃ 熱線吸収下での温度は58℃

これくらい効果がある屋根材となります。


もちろん通常のポリカーボネートと同じように、

強度はガラスの200倍、従来の素材アクリル板20倍ほどの強度があります。

有害な紫外線は特殊なコーティングをすることでほど100%カット出来る効果を有しています。

ちょっとここで脱線しまして「ガリレポリカ」ってものがリクシルで発売されています。

これは、簡単に言いますと、パソコンやテレビなどを作成した時に、

ポリカーボネートの廃材を利用して屋根材をつくるられています。

つまりリサイクル商品となります。

こちらを製作するのには従来のカーポートの屋根パネルと比べて

カーポート1台あたり約CO2を約21キログラム削減しこれは約ペットボトル300本リサイクルしたことと同じことになります。


YKKAP、リクシル共に熱線遮断と熱線吸収で性能にはあまり違いがみられませんのが現状の様です。

よく職人さんが話してくれるのは、職人さんが自分自身どの種類のカーポートの屋根を貼っているのかわからない時でも

真夏の時期に関しては、それが熱線遮断や熱線吸収などの熱線軽減タイプと一般的なポカーボネートタイプのどちらを施工しているかは簡単にわかるそうです。

それほど通常のポリカーボネートとの差があるとのことです。

ただしこれにはある一定の条件がありまして、真夏出なければわからないそうです。つまり冬では全く感じないとのことでした。

その為、カーポート屋根材としては、熱線遮断と熱線吸収は殆ど効果としては変わらないが、その仕様のものがあれば

価格もそれほど高くはない(数千円程度)のでこちらを購入してもいいのではないでしょうか?

購入の割合は、60%くらいが熱線遮断の様です。

是非カーポートをご購入の際にはご検討頂ければと思います!





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