物置を設置したい場所は決まっているでしょうか。
実は物置には「設置するのに適した場所」「設置をおすすめしない場所」があります。また物置の大きさや収納するものによって、「確保すべきスペース」も変わってきます。
ここでは物置を設置する場所に関するあれこれをご紹介いたします。
物置を設置するのに適した場所には、いくつかの要素があります。
① 収納したいものにできるだけ近づける
中に入れたいものと物置が近いと、当然ですが便利です。移動距離が少ないとラクですし、重たいものでも無理なく収納が可能です。
注意点としては、普段の生活に邪魔にならないようにすることです。通路の妨げになるような場所は避けた方がよいでしょう。
車の冬用タイヤや自転車を入れたいという方であれば、駐車場に物置を設置するといった考え方ですね。
② デッドスペースを活用する
お家の敷地でも使っていないスペースを、物置によって有効活用するという考え方です。無駄がないというのは素晴らしいことですね。
注意点としては、物を出し入れするためのスペースが確保できているかどうかや人の動線を妨げていないかどうか、屋根やブロックなどの大きさも計算にいれているかどうかです。
出窓の下やリビングから外に出るための掃出し窓の横などに、使っていないスペースがあれば、物置の設置を検討してみても良いと思います。
③ 敷地の隅に設置する
物置の一番オーソドックスな設置場所です。スペースが確保できるため、大きさを気にせず設置することが出来ます。
注意点としては、屋根が越境しないかどうか、雨がお隣に跳ねないかどうかなど、近隣の配慮をすることです。
物置の下は日が差さず、雑草も生えにくいので、お庭の日々の掃除が苦手という方にもおすすめです。
このように物置を設置する場所には、色々な考え方があります。ご家庭の生活シーンを考えながら、適切な設置場所を考えてみましょう。
物置を設置するのに適した場所があるように、設置をおすすめしない場所もあります。物置選びに失敗しないために、設置しない方がいい場所もチェックしておきましょう。
① 戸建住宅・マンションのベランダ 屋上など
マンションのベランダは、スペースの有効利用の事を考えると、魅力的に映るかもしれません。
しかしここに物置を建てると、安全面に問題が発生します。高所に行けばいくほど風が強くなります。
物置に収納しているものだけでなく、物置そのものが転落することもあります。物置を固定することは、強度や防水処理の観点からおすすめは出来ません。
背の低い物置にしようとすると、お子様が屋根に上ってそこから転落する恐れがあります。ベランダの通路幅いっぱいのサイズにすると、避難経路を塞ぐことになりますので、絶対に行ってはいけません。
当店では2階以上の場所や屋上への取付工事はお受けしておりません。
② 雨水マス、汚水マスの上
雨水マスや汚水マスは、普段は開ける事がありませんが、点検などのために開けることがあります。
確かにブロックを置くことで若干地面よりも上がりますが、いざという時のためにマスの上には物置を設置しないようにしましょう。
③ 元々木が植えてあった場所
元々木が植えてあった場所に物置を設置するとき、木を抜く必要があります。木を抜いたばかりの場所は地面が柔らかくなっています。地面が柔らかいと、時間が経つにつれ、
どんどん地面が下がっていきます。(地面が締まるという表現をすることもあります)
地面は均等に下がるわけではありませんので、物置が傾く原因となってしまいます。物置が傾くと扉の開閉がうまくできなくなったり、鍵がかからなくなったりします。
地面がしっかりと締まるまで待つ、地面を転圧する(固める)、コンクリートにするなどの対策を立てるとよいでしょう。
④ 畑
肥料や農業資材を入れるのに、物置は非常に便利です。一見設置には最適に見えるかもしれません。
しかし畑は先ほどの木の時以上に地面が柔らかくなっていることがほとんどです。少し固めたぐらいでなんとかなるものではありません。
また障害物がすくなく、風あたりが強い場所でもあります。安全と普段使いの両面からおすすめは出来ません。
⑤ 給湯器の近く
給湯器の近くはデッドスペースとなっていることが多く、失敗しない物置選びに良いように見えます。
しかし物置は熱やサビに注意する必要がある商品ですので、給湯器の前は物置を傷める原因になります。
⑥ 室外機の前
室外機の前は、建物にも近く色々収納しやすいように見えます。しかし、物置を傷める原因になるだけでなく、室外機が破損してしまう原因にもなります。
一部のメーカーで室外機の上に収納スペースを設けた「収納庫付き室外機カバー」などがありますので、そういった商品を選ぶことをおすすめします。
物置を設置するときに、地面の状態は重要な要素の一つです。
実は地面の状態によって、必要な工事内容が変わってくるのです。ここでは代表的な地面の状態と工事内容についてカンタンにご紹介します。
※ここではブロックというキーワードが出てきます。ブロックについては、「4.作業内容について」の中で詳しくご紹介させて頂きます。
ここでは物置の設置にはブロックがいるんだな。というぐらいの認識でOKです。
● 土
文字通り、地面が土になっている状態です。物置の設置の場合は、地面が締まっている状態の事を指すことが多く、先ほどもご紹介したような、
畑や埋め立てした場所の場合、植栽があった場所には注意が必要です。
● 砂利
防犯や雑草対策に砂利を敷き詰めている状態です。砂利の上にブロックをおいても安定しないため、砂利を払って土の部分にブロックを置くことが一般的です。
そのため砂利の厚みが5cm以上あると、ブロックが砂利に埋まってしまうため、注意が必要です。
● 芝生
お庭に設置をするときによく見られます。天然芝や人工芝を総称して芝生となります。芝生の上にブロックを置いても安定しないため、ブロックの部分だけ芝生をくり抜きます。
芝生は木と違って根が浅いため、取ったあとでも沈下しにくい特徴があります。
物置下の芝生はそのままにしておいて、自然に枯れるのを待つ方が多いです。
● 防草シート
最近特に人気がでている商品です。イメージとしては水を通すブルーシートです。地面に敷くことで雑草の種を土と接さないようにできます。
土を傷めることなく広範囲で雑草の対策ができるため、お庭のメンテナンスが難しい若年層の共働きをしている世帯に人気です。
見た目の問題と紫外線などによる劣化をふせぐため、上に砂利を敷くことが多いです。設置の際はシート部分のみを切り取って設置をすることを推奨しています。
● コンクリート
主に駐車場に採用している方が多いです。お庭では照り返しなどの問題で使っていない方がほとんどです。コンクリートは一番しっかりした地面の一つです。
注意点としては、実は水平に見えて水を流すための水勾配(みずこうばい)というものが付いています。すごくなだらかな傾斜の事です。
このまま物置を設置すると、コンクリートに合わせて物置が傾いてしまいますので、傾斜調整といった工事が必要となってきます。
● コンクリートと土が半々の場合
物置の設置場所がコンクリートと土の半々になっているような場所の事です。
建物のまわりにコンクリートをしているお家を犬走り(いぬばしり)に設置をしたいときに、こういった地面になることがあります。
この場合は、コンクリートの部分だけ傾斜調整をして、もう半分は土と同じように工事をすることになります。
特に特殊な工事という訳ではございませんので、安心して下さい。ただし土とコンクリートの段差が6cm以上ある場合には注意が必要です。
● アスファルト
店舗や事務所の駐車場でアスファルトを採用している場合があります。基本的にはコンクリートと同じ性質を持ちますが、実はアスファルトは柔らかい素材なので、
転倒防止工事などの場合、特殊な作業が必要となる場合があります。
上記の地面の状態であれば、ほとんどが物置の設置が可能です。その他、地面の状況で気になる場所があれば、
当店まで写真をお送り頂ければ、設置可能な地面の状態であるかどうかを調べてみることができます。
設置場所のあれこれについて確認をしたら、次は大きさについて見てみましょう。
物置を選ぶポイントは、「①大きさ ②特徴 ③予算」と言われています。
大きさを決めるには、まずは設置したい場所に入る最大サイズを確認することが重要です。
※もし設置スペースに相当な余裕があるということであれば、このセクションは飛ばしてもらってもOKです。 >> 次のセクションに移動する >>
物置には様々な寸法(サイズ)があります。その性質は大きく3つあります。
① 物置そのものの寸法
② 設置作業を行うに当たって必要な寸法
③ 物置を使うときに必要な寸法
まずは物置に関する寸法について、どういったものがあるのかを理解しておきましょう。
● 単位について
物置のサイズはほとんどがmm(ミリメートル)で表現されます。メーカーカタログもこの単位です。
お庭やエクステリアに関わる数字のほとんどがミリメートルで表現されますので、知っておいて損はないと思います。
● 物置の大きさを決める寸法について
物置の大きさを決める寸法は、【横幅(間口)×長さ(奥行)×高さ】となります。まずはこの3辺について考える必要があることを頭に入れて置いてください。
● 屋根サイズと床サイズ
物置には床のサイズと屋根のサイズがあります。商品の種類(シリーズ)によって異なりますが、共通して言えることは、床よりも屋根の方が大きいことです。
屋根が越境しないように敷地の端っこに物置を設置する場合には注意して下さい。
● 前後左右の作業スペース
物置の種類によっては、横から手を入れて作業をする必要があります。特に中・大型の物置はこの傾向にあります。最低でも50mm~200mmは作業スペースが必要です。
物置ギリギリのスペースにすっぽり収まるということはほとんどありませんので、ご注意ください。
● 荷物を収納するためのスペース
物置に荷物をいれようとすると、物置の扉の前に空間が必要となります
。荷物を降ろしたりすることを考えると、最低でも物置の奥行と同サイズ、1mぐらいあると作業がしやすいでしょうか。
収納するものと相談しながら、スペースについて考える必要があります。
● 内寸法
物置の外側の大きさと内側の大きさ(実際に収納可能な大きさ)は違います。特に省スペースを有効活用したい場合には要注意です。
具体的にはタイヤの収納です。物置の床寸法だけ見ていると、タイヤが収まらないなんてことがよくあります。失敗しない物置選びの最重要項目の一つです。
特に扉の厚みは、皆様が思っている以上にありますので要注意です。
● 開口寸法
物置には、扉を最大まで開けた時の入り口部分の寸法を見ておく必要があります。
後でも説明しますが、真ん中から両側に開く扉は全体の半分。片引き戸(3枚扉)の場合は、2/3が開きます。観音開き(ロッカーのイメージ)の場合はほぼすべてが開口寸法となります。
収納するものとスペースによっては、開口寸法(開き方)にも種類があることを知っておきましょう。
● 高さと屋根勾配
物置の高さは、正面と背面で異なります。これは屋根に雨が溜まらないようにするための勾配(傾斜)をとるためです。
物置の種類によって勾配の向きは変わりますが、軒下などギリギリの高さしか確保が出来ない場合は要注意です。
● 高さとブロック
物置の設置の場合、本体とは別にブロックの高さについて考慮する必要があります。
ブロックが必要な理由については改めてご説明しますが、100mm(10cm)は余分で高さを考えておく必要があります。
● 高さと作業スペース
物置は屋根や鼻隠し(はなかくし:屋根のまわりを隠すための部材)を固定する際に、上から作業をする場合があります。
倉庫の中やテラス屋根の下に物置を設置したい場合には注意が必要です。
● 転倒防止工事を行うスペース
転倒防止工事が必要な場合、固定する場所に200mm程の余裕がある事が望ましいです。アンカー固定を行う場所は、
物置の種類によって異なるので、スペースに余裕がなく、風当りが強い場所では要注意です。
物置に収納するものは、年数が経つにつれて増える人はいても、減る人はなかなかいません。そのため今入れたいものだけでなく、今後入れる事が考えられる物の事も考えておくとよいでしょう。
ここでは代表的な物置に入れる物とそのサイズについてご紹介いたします。
● 冬用タイヤ、夏用タイヤ
自動車のタイヤは移動や管理が面倒です。そのため駐車場の近くに物置を作って、そこに収納したいという方が多いです。
大きさは車種によって異なりますが、だいたい下記のサイズを参考にすると良いでしょう。
ホンダ:フィットGK4 2016年~ 185/60R15の場合 タイヤ外径603mm/タイヤ幅185mm
トヨタ:アルファードAGH30W 2016年~ 235/50R18の場合 タイヤ外径692mm/タイヤ幅235mm
ホンダ:ステップワゴンRP1 2016年~ 205/60R16の場合 タイヤ外径652mm/タイヤ幅205mm
トヨタ:ノアZRR80W 2016年~ 205/60R16の場合 タイヤ外径652mm/タイヤ幅205mm
スズキ: ワゴンR 2017年~ 155/65R14の場合 タイヤ外径557mm/タイヤ幅155mm
いくつか車種とタイヤのサイズ例を記載しましたが、タイヤの大きさは【○○○/××R△△】で表現されています。mmやインチなどのサイズが混在しているため、グーグルやヤフーなどで、
【○○○/××R△△ サイズ】 ※【 】以外を入力
で検索すると、外径やタイヤ幅などを調べることができます。
● 灯油用ポリタンク
18L用の灯油用ポリタンクの場合、340×180×高さ400mmが基準となります。
● ゴルフバッグ(キャディバッグ)
ゴルフバッグ(キャディバッグ)には、スタンドタイプとカートタイプがありますが、高さ1400mm~1500mm確保する必要があります。横サイズとしては、700mmが目安となります。
例えば佐川急便でゴルフバッグをお届けする場合、ゴルフ専用のバッグを使う必要があるのですが、そのサイズが1430×690mmとなっています。これぐらいは必要ということでしょう。
ただしゴルフバッグやクラブは熱や湿気に弱いので、断熱構造の物置を選ぶことをおすすめします。
● 基本用土(肥料)
肥料袋は550×750×厚み150mmが目安となります。注意点としては、化学肥料等は物置に直接置くと、物置が痛む恐れがあるので、下にトレイなどを置くと良いでしょう。
● 自転車
実は自転車のサイズはJIS規格で決まっています。長さが1900mm以下、ハンドル幅が600mm以下、サドル高さが1100mm以下となります。
ちなみに子供用の自転車のサイズは、足が地面に着く安全な大きさがおすすめです。そのためタイヤは小さく、サドルも低くなりますので、上記までのサイズは不要です。
だいたい長さが1200mm~1400mm、幅が400~500mmのものが多いようです。
自転車を収納する場合は、自転車を物置まで入れるためのスペースも必要になりますので、余裕を持たせる方がよいでしょう。
またスタンドがない自転車向けには、タクボ物置の縦置きできる自転車収納ラックもあります。ロードバイクをお持ちの方にも安心ですね。
● ホースリール
ホースリールはサイズやデザインによって、様々なサイズがありますが、一般的には幅390×奥行390×高さ370mm前後の商品が多いようです。
● 段ボール
段ボールに規格サイズはなく、現在は宅配サイズで設定しているメーカーが多いようです。
いわゆる60サイズ、80サイズ、100サイズ、120サイズ、140サイズ、160サイズと呼ばれる大きさですね。
この数字は3辺長さ(縦・横・高さ)の合計ですので、内寸600×400×高さ500mmの段ボールで、厚みが5mmの場合、3辺合計1540mm(154cm)の160サイズとなります。
ちなみにA4サイズの書類を収めたい場合は、内寸法で221×314mmほどになることが多いようです。段ボールに関しては、入れるものを元に大きさを設定してみると良いかもしれません。
物置を選ぶのにあたって、もう一つ注意しないといけないことがあります。それは建築確認申請です。
簡単にいうと、国土交通省に物置の設置の許可を得る必要があるという法律です。
ただしすべての物置という訳ではなく、以下のような条件で必要と言われいます。
① 更地への新築の場合
②(準)防火地域内の場合
③(準)防火地域外で、床面積の合計が10㎡(平方メートル)を超える場合
物置を選ぶのにあたって、もう一つ注意しないといけないことがあります。それは建築確認申請です。
簡単にいうと、国土交通省に物置の設置の許可を得る必要があるという法律です。
ただしすべての物置という訳ではなく、以下のような条件で必要と言われいます。
① 更地への新築の場合
②(準)防火地域内の場合
③(準)防火地域外で、床面積の合計が10㎡(平方メートル)を超える場合
物置を選ぶのにあたって、もう一つ注意しないといけないことがあります。それは建築確認申請です。
簡単にいうと、国土交通省に物置の設置の許可を得る必要があるという法律です。
ただしすべての物置という訳ではなく、以下のような条件で必要と言われいます。
4-1-1 工具はお持ちですか?
電気ドリルやインパクトドライバー
物置は鉄の板でできており、その板をボルトで締めることで大きな箱が出来上がります。
そのため、約畳1畳分くらいの物置に使われるボルトの量は35~40個くらいで
手で回していくには非常に時間と体力が必要な為、電動ドリルやインパクトドリルなら
簡単に回すことができます。
小型の灯油缶を入れるような収納庫なら物置に付属のレンチでもできないことはないですが
やはり手間はかかりますね。
ちなみに電動ドリルとインパクトドライバーの違いですが、電動ドリルはただねじを回すだけでパワーもあまりありません。
インパクトドライバーは、インパクトとあるようにねじを上から打ち込むようにパワーのあるドライバーです。
その分、取り扱いが難しく、ねじ山をつぶしてしまったりすることもありますので一般の方が使うなら、電動ドライバーの方が使いやすいかと思います。
ラチェット式レンチ
物置は狭い場所に設置することもありますのであると施工性が上がります。
メジャー(スケール)
寸法を測るのに使います。壁際からの寸法や土台を組んだ際に対角を調べしっかり4隅が90度
が出ているか調べる際に使います。
水平器(30cm以上)
こちらも物置を購入すると付属品がついてくるメーカーもありますが、はっきり言って使い物に
ならないので30cmの水平器が必要です。これが無いと物置がまっすぐ建たず扉に隙間があき
鍵が閉まらないことになります。物置の工事で一番大切なことは、建物と同じく水平垂直が出せるかが肝となります。
脚立(小型)
小型の収納庫なら必要ありませんが、大型の物置は高さが2300㎜くらいはありますので脚立がないと
設置ができませんね。高さはそんなに必要ありません。80㎝のものがあれば十分です。
ここまでが物置単体を設置するだけに必要な工具です。
ここからは、台風や地震の際に物置の転倒防止予防の為のアンカー工事に必要なものを紹介します。
電気?水道?って思われますよね。物置を設置する際にも必要となります。
まず電気から説明いたします。電気は電気ドライバーやインパクトドライバーを充電する際に必要な場合があります。
また、アンカー工事で必要なモルタルを練ったりするためのスクリューを回すための電力やコンクリートにアンカーを打ち込む際のドリルの電力に使用します。
それほど電気自体は使用しませんが、なければできない工事もありますので、電気のご用意が必要となります。
当店で工事する際、ご用意できない場合は、別途料金にて発電機をご用意することもできますのでお申し付けください。
水道は、モルタルでのアンカー工事を必要とする場合のみ利用させていただきます。
モルタルを練るためには水が必要となりますので、水のご用意が必要となります。コンクリートにアンカー工事やアンカー工事を利用しない場合は、必要ありません。
ご用意できない場合は、当店で別途料金にてポリタンクでの水をご用意することもできますのでお申し付けください。
4-2-1 ※これは先ほど計測した寸法です。
4-2-2 障害物はないですか
物置設置に関する障害物
1 給湯器などの排気口
これが一番危険です。給湯器から近いと物置の塗装が参加し剥離する場合があります。
給湯器の前には物置を設置されるのは控えてください。
2 エアコンの室外機
室外機の全面、側面も30cm以上は空けてください。
3 枡(ます)類
雨水桝や汚水枡などの点検口は本来点検するためのものとなりますので、必ずその上に物置の設置は控えてください。
4 境界線
お隣との境界がはっきりしない場合は、必ず両者で境界の確認をしてください。
設置後の移設は設置する以上に費用も掛かりますので、近隣様との良好な関係を保つためにもしっかりとした確認が必要です。
5 高さを制限するもの
物置はなるべくデットスペースに建てたいものです。その場合、地面はよく確認されるのですが、高さを忘れてしまうことがあります。
「カーポートの下に物置を設置したい。」「出窓の下に設置したい。」このように何かの下のスペースに物置を設置する場合は、注意が必要です。
ブロックが必要となりますので10cm程度はカタログサイズより高くなります。
4-3-1 物置を設置する荷姿について
物置は各パーツに段ボールに包まれて配送されてきます。各パーツ重くて20kg程度になりますが長さがあるので一般の方が一人で裏庭まで運ぶのは非常にたいへんな作業になります。
4-3-2 搬入に必要な寸法について狭小地などの省スペース住宅の場合は裏庭まで運ぶ際の通路に室外機がない状態で幅60cm必要となります。 人と部材を運ぶために必要なスペースとなります。当店で工事する場合、リビングなどを通って裏庭に部材を運ぶなどの室内搬入は行っていませんのでお受けすることができません。
4-4-1 なぜ下地の確認が重要なの?
物置を設置する場所は様々です。庭の土の上や砂利の上、駐車場のコンクリートやアスファルトでは設置するためのレベル出しなど基礎を置くのに大切な作業が異なりますのでその際に必要な工事項目も違います。
4-4-2 なぜブロックが必要なの?他のものではだめなの?
物置はスチール製です、非常に湿気に弱く錆に弱い商品の為、湿気がこもらないように、ブロックをかませる必要があります。
また物置は建物と一緒で垂直水平でなければならない為、物置下にブロックを置くことで水平を取りやすくするための調整材にするためです。
ブロックの代わりのものでもブロック程度の強度と大きさと重さがあれば問題ありませんが、現実にはブロックが一番安価で強度も担保できるということでブロックが使われています。
木材などは腐りますし、鉄の塊では重すぎて施工がしにくいですし錆びますし、沈んでしまいますし、レンガでは小さすぎるとといった感じでしょう。
設置面が土の場合はそのままブロックを置き水平を取ります。当然ですが、すべてのブロックの天端(物置を置く部分)が水平になるように調整が必要です
地面が土の為に、簡単に掘ることができますが、簡単に掘ることができるが故に掘りすぎてしまうなど、水平を取ることが逆に難しくなる場合がございます。
コンクリートの場合は、掘ることができないため、モルタルを使ってかさ上げし、水平調整をします。この作業は非常に熟練の技が必要となるので不慣れな方では難しい作業でしょう。
4-4-5 ブロック設置工事 地面が砂利の場合砂利の上に設置する場合は、その砂利の厚みを調べる必要があります。四隅の砂利を掬って厚みが何センチあるのかを確かめる必要があります。 砂利の上にブロックを置いても砂利は動く可能性があるため、物置の水平は保たれなくなり扉の開閉ができなかったり、鍵が開かなくなってしまうことがあります。 その為、砂利をよけた地面の上にブロックを設置しなければなりませんが、その砂利の厚みが6センチ以上の場合はブロックが設置できなくなる場合がありますのでしっかり砂利の厚みを調べてください。
4-4-6 ブロック設置工事 地面が芝生の場合
芝の場合は芝をめくらないと施工ができません、その為工務店などで工事を注文すると芝をめくる費用と芝を処分する費用が発生します。
もちろんお客様で物置の大きさ分芝をめくっておいていただければもちろん費用はかかりません。
芝撤去費用は、およそ1坪程度(2200㎜×1500㎜)で20,000円程度かかります。
また、作業手間を省くためにブロックを置く部分だけ芝をくり抜く方法もあります。
防草シートの場合も部分的に防草シートを切り抜く必要があり、別途費用が掛かります。
防草シートはブロックより大きく加工するためその隙間から雑草は生えてしまうことはご了承ください。
下地が砂の場合は、設置することが難しいですね。どうしても地面が沈んでしまい物置が傾いてしまいます。
どうしてもということであれば、コンクリートを打ったとしてもコンクリートごと沈んでしまいますので、業者様に依頼し地盤改良をしていただくしかございません。
地面がアスファルトの場合はコンクリートと同様にモルタルでの水平調整をします。
物置の組み立てはで一番重要な部分は土台の水平が取れるかどうです。
ビス穴が合わない!扉が閉まらない!といって施工を再度ご依頼されるお客様が多数いらっしゃいます。
ただその方々が室内の家具つくりをして、組立できないと販売店に工事を再度依頼するでしょうか?答えはしません。
何とか出来てしまうからです。ではなぜ物置は施工ができないのでしょうか?なぜ何とかできないのでしょうか?
それは室内で設置される家具と室外で設置される物置といった設置される場所に違いがあるからです。
室内は、おおかた水平が保たれています。そのため水平を取る必要がありません。簡単です!
しかし物置は、設置場所が室外の為、100%水平が取れていません。コンクリートが打たれた場所でも水を流すため必ず高低差をつけています。
だからできないのです。物置が大きければ大きいほど高低差が大キックなるので難しいのです。
逆を言えば、土台の水平さえできればあとはボルトで説明書通り止めていくだけでいいのです。
物置を設置する際において標準組立費(標準施工費)以外にかかる工事代があります。
物置を地面と固定し転倒を防止する工事や前出のコンクリートやアスファルトで地面の水平が取れない場合
に行われます。
逆を言えば、土台の水平さえできればあとはボルトで説明書通り止めていくだけでいいのです。
4-7-1 転倒防止をする理由って?
まず物置の標準施工費とは、ブロックを置き水平を取り物置を組み立てるだけの工事で台風などの自然災害に対して何の予防もないのが現状です。 これに対してお勧め工事として「転倒防止・アンカー工事」があります。具体的な工事は後から説明させていただきますが、 この工事は設置する場所によって様々なやり方があり、また金額も違うため別途オプション工事とさせていただいております。 ただしメーカーも言われるようにアンカー工事はされることを強くお勧めします。
4-7-2 転倒防止って何するの?(土)
こちらの工事は転倒防止の工事と異なり、設置場所によっては必須となります。
通常物置は建物と一緒で水平垂直で施工されます。地面が土であれば地面を削り水平を取ることができるのですが、
コンクリートやアスファルトの場合、地面を削ることができないので、モルタル(セメントと砂と水を混ぜたもの)で
ブロックをかさ上げすることで水平を調整することができます。
以上が一般的な物置工事の代表例です。
腕に自信のある方は挑戦される方もいらっしゃるとは存じますが、不慣れな方では比較的小さめな収納庫なら組み立てだけならやれなくはないですが、
転倒防止工事や傾斜調整工事に関しては難しいと思われます。
「物が入れば何でもいい。」という方は別ですが、しっかりとした基礎、間違いのない組立がしてあれば物置自体も長持ちしますし、安心してご利用いただけます。
当サイトがご検討のご参考になれば幸いです。